皆さん摂取してますか?接種じゃないですよ、摂取です。アルコール消毒でもないアルコール摂取のことです。ちなみに私はワクチン3回接種してますが、アルコール摂取の方はほぼ毎日です。あ、長く楽しく呑むために、休肝日は設けましょうね。
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やはり酒か。。。ありがたひ。
私事ですが、現在店長として勤めている会社を退職することになりまして、担当している和食の若き料理長から、なにやら餞別をいただきました。ありがたいなぁ、20歳ほども歳が離れているのに。
彼が餞別として持ってきたのはやはり“酒”。彼が従事する和食事業部のワインセールスの啓発のみならず、中小企業としては珍しくワインを自社で輸入しているという会社において、全社的なワイン講師も任されていたということで、やはりお酒方面のイメージが強いんでしょうなぁ。ちなみに現場では、しっかり調理業務も担っていたわけなのですが。。。
そして彼が選んだのが日本酒。ワインではない。実は私は以前からワインを贈り物として頂くことは滅多にない。おそらく“ソムリエ”という、なにやら日本ではワイン方面に特化された肩書が認知されているからだろうな。別にどうでも良いのに。私は“唎酒師”でもあるんだし。本当にどうでもよい。高かろうが安かろうが心がこもっていれば良いのです。
西之門 純米大吟醸35
彼は別れ際になにやらおそらく瓶モノが入っているであろう紙バッグを渡してきました。帰宅後、開封。頂いた日本酒は、長野は蔵元よしのやさんの“西之門 純米大吟醸35”。
豪勢に桐箱に納まっていて、これはまたたいそうなものを頂いてしまった感が半端ない。
蔵元よしのやさんは、寛永14年(1637年)創業。長野の善光寺に最も近い蔵元さんで、初代がゆかりのある人物らしく、善光寺の名称使用を公許されているそうです。
そしてこの“西之門 純米大吟醸35”は、まさにこちらのフラッグシップ、西之門のスーパープレミアムと位置付けられています。酒造りに最も適しているといわれる、兵庫県特A地区産の山田錦を35%まで磨き上げ、信州生まれの長野D酵母で醸した純米大吟醸。インターナショナルワインチャレンジにも出品したお酒ということ。
西之門の名称でリリースされるのは純米吟醸系の商品のみ。大吟醸は他に40%、50%もラインナップされています。ちなみに吟醸系でないお酒は“雲山”の名称となっていて、こちらも純米のみですね。
そして頂きます!
では開栓。とりあえず常温のまま頂いてみる。柑橘をおもわせる華やかな吟醸香、常温なので香りのボリュームを感じる。味わいも超フルーティな吟醸らしさ。甘酸っぱい感じはやはり最近のトレンドか。舌触りがベルベットの様に恐ろしくスムース、ヌメヌメっとした舌触り。
すごく綺麗な酒質。しかし常温ではやはり甘さの方が際立ってしまい、舌触りも相まって、芯が足りない。やはり吟醸は冷やした方がよいな。吟醸香がより甘く感じさせる。
翌日、しっかり冷やして頂く。やはり酸と甘みのバランスがとれて本領発揮。酸はかなり軽やかな感じだが、舌の上をしっかり締めてくれる。香りも適度な落ち着きを見せ、非常に上品な質感になった。変に引っかかる部分が全くなく、スルスル入ってしまう。本当に綺麗なお酒だ。
ご馳走様でした!
個人的にはどっしりしっかりしたお酒が好きで、普段はあまり吟醸系の酒を選ばないので、頂き物とかでないとこういうお酒はあまり飲まないから、ありがたや。極上の日本酒、ご馳走様でした!