近年日本への輸入量も伸びているカヴァ。お祝い事ではなくても気軽に開栓できるカジュアルさと華やかさが人気です。醸造方法はシャンパーニュと同じなので、ただのスパークリングワインではありません。いろいろあるカヴァをどう選べばいいか分からない方に、カヴァ選びのポイントを2つお伝えします。
目次
カヴァとスパークリングワインの違いは?
カヴァはシャンパーニュと同じ醸造方法です。簡単に言うと、白ワインにガスを注入するのではなく、瓶内で再度発酵させている瓶内2次発酵のワインです。後からガスを加えたものと、長い時間と手間をかけて2回も自然発酵させたものとでは、泡のきめの細かさや持続時間などが全く違います。
これを踏まえた上で、好みのカヴアを見つけるために知っておきたいカヴァのカテゴリーをみてみましょう。
甘口派?辛口派?糖度で選ぶ
カヴァはラベルもしくは裏ラベルに糖度による名称が記載されています。日本でよく販売されているものにはBRUT(ブルット)と書かれているものが多いです。
さっぱりした味わいのものが多いので、とても辛口だと思う人が多いかもしれませんが、BRUTは1番辛口のカヴァではありません。もっと辛口のものがあるんです。
それは、BRUT NATURE(ブルット・ナトゥレ)。糖分は0~3g/l。ほぼゼロです。その次に辛口なのはEXTRA BRUT(エキストラ・ブルット)。0~6g/l。その次に辛口なのがBRUT(ブルット)です。日本で多く販売されているBRUTは15g/lまでの量の糖分が含まれています。BRUTを境に完全に甘口ワインのカテゴリーに。EXTRA SECO(エクストラ・セコ)は12~17g/l。続いてSECO(セコ)17~32g/l。SEMI SECO(セミ・セコ)32~50g/l、DULCE(ドゥルセ)50g/l以上。
軽くて爽やか?複雑な風味で余韻が長い?熟成度で選ぶ
熟成カヴァならGRAN RESERVA(グラン・レセルバ)。30カ月以上熟成させています。次に熟成期間が長いものはRESERVA(レセルバ)。RESERVAは18ヵ月以上の熟成です。最も熟成期間が短いカヴァは、GUARDA(グアルダ)JOVEN(ホベン)または何も記載されていませんが、短くても9カ月は熟成させています。
フレッシュな果実味を楽しみたいならGUARDA。複雑な香りや風味を味わいたいならGRAN RESERVAがおすすめです。私のオンラインショップではカヴァも販売しています。よかったら覗いてみてくださいね。