国内のあちこちにビールメーカーがあるドイツ。今回は、商業都市・フランクフルトから日帰り旅行もできる街、ダルムシュタット(Darmstädt)で醸造されたビールを紹介します。
目次
Darmstädter(ダルムシュテッター)
フランクフルト市内のスーパーで見つけた、ピルスナー(黒ラベル)とへレス(白ラベル)を飲んでみました。他にもヴァイス(白ビール)やノンアルコールなどありますが、お店によってラインナップに差があります。ダルムシュタットのスーパーならすべての種類がそろっているかもしれません…
瓶のラベルの上下には薄い線が残っています。というのも、ドイツは瓶のラベルを剥がして消毒し、そのまま再利用することが多く、スーパーには瓶の回収ボックスも。瓶を入れるとお店で使えるクーポンがもらえます。
再利用するとはいえ、栓の部分は王冠タイプではなく、瓶にハリガネでしっかり固定されたタイプです。栓抜きいらずなのはうれしい。未開封のものにはラベルと同じデザインのシールが貼ってあります。
Darmstädter Helles
まずは白いラベルのへレスを飲んでみます。
いつものビールよりも泡の消えるスピードが速いような?
それは気のせいかもしれませんが、ラベルから想像していたままのかろやかな飲み心地。5.2%のアルコール度数とは思えない飲み心地でした。
苦みと甘み、両方とも感じられる絶妙な味わいのビール。どこか上品さも漂う、飲みやすいビールでした。普段の食卓や晩酌にスッとなじむような。
Darmstädter Pilsner
もうひとつ、黒ラベルのピルスナーを。重厚感と高級感のあるラベルですね…
黒ラベルですが、中身は黒ビールではなく、ピルスナーの黄金色です。アルコール度数もへレスより低く、4.8%。泡や炭酸も、こちらのほうがしっかりしているなと思います。
苦みはしっかりめ。ビールの苦みが好きな人なら、どんどん飲んでしまいそうな味わいです。
ビールだけでじっくり堪能したい味かもしれません。
醸造所のあるダルムシュタットで生産された大麦麦芽と、自社の深井戸から汲まれた水でできたビール。ビールをとおしてその土地のおいしさを堪能できるのはすばらしい体験だと思います。
ダルムシュタットの歴史ある醸造所
醸造所の歴史はなんと1847年から!150年以上の歴史があるんですね。醸造所兼レストランからスタートし、1982年にはルンメルブロイから今のダルムシュテッターに名前を変更しています。
ちなみにダルムシュタットの現地醸造所では、ビールの試飲や醸造所見学ツアーもやっているそうです。ドイツを訪れたからこその楽しみですね。
フランクフルトを観光することがあれば、ダルムシュタットまで足を運んではいかがでしょうか?
なかなか日本で出回ることのないビールだと思いますので、見かけた際には外さずゲットしましょう!