日々邪念を育てながらいよいよワインスクール初日です。
無料体験から今日までやったことといえば、スクール近くの飲食店選びと、異性と親しくなるまでの会話術をネットで調べたこと。
万全である。
ワインについては……うん、スクールで勉強すればいいよね。
目次
男女比率は女性7割 男性3割、年齢幅は20代中盤から50~60代までさまざま
緊張した面持ちで教室へ。
授業開始15分前ですが、私の未来の旦那様はまだ来ていない様子。
男女比率は女性7割、男性3割といったところでしょうか。
年齢幅は20代中盤から50~60代までさまざまです。
別の曜日や時間帯だとまた人のタイプが変わるのかな。
なんて周りを伺っている間に開始時間。
どうやら未来の旦那様は別の曜日みたいですが、このクラスにも負けず劣らず色々なタイプの殿方がいて、目の保養、心の保養になります。
モチベーションが上がってきました。
資格と同時に彼氏も作れるだなんて、なんて素晴らしいのワインスクール。
知識と経験が一番不足してるであろう私が試験に合格出来るのか
「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」の説明から始まります。
テストの概要、合格率、出題傾向などの説明を受けながら、改めて、なぜ私はこの試験を受けることにしたのか不思議で仕方がなくなります。
せっかく受けるんだから合格はしたいけど、このクラスの中で、いや、この講座を受けている中で、一番知識と経験不足であろう私が試験に合格出来るのか。
さすがに危機感で真剣さを取り戻します。
お金も払ってるし、男にうつつを抜かしている場合ではない!
「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」合格に向けて、いよいよ本格的な授業がスタート
ガイダンスも終わり、独自の教本で本格的な授業がスタート。
お酒の種類、ワイン概論など基礎の勉強ということですが、うなずきながら聞くだけで、用語や内容がほとんど頭に入ってきません。
耳馴染みのない言葉を覚えるのは本当に大変。前途多難しかないです。
よく出題される用語に蛍光ペンをなぞっていきますが、最初のページなのにもう何回も蛍光ペンで色付けしています。
覚えること多すぎませんか?
世界のブドウ生産量や、消費量、栽培面積などから、ワインの歴史。
ワインとはどんなお酒で、ワイン以外のお酒の種類。
代表的のワインブドウの種類、ブドウの仕組みから、栽培条件。
これはもう地理と化学、そして歴史の勉強ですね。
あたふたしている私を尻目に淡々と授業は進んでいき、あっという間に一次試験用の座学は終了。
外観の見方、香り・味わいの分析、それらを総合して、どこの国でどのブドウ品種から作られたワインなのかを推測
続いて小休憩を挟んで、二次試験対策としてテイスティングの授業。
白ワイン、赤ワイン、ワイン外のアルコール飲料が入ったテイスティンググラスが目の前に並べられます。
ワイン名を告げられないまま、自分なりで何となくテイスティングを始めます。
疲れた頭にワインが染み渡る。美味しくて飲み干してしまいそう。
いやいや、これは授業。勉強なのに飲み干してどうする。
何となく色が違う気がする、香りもちょっとは違う……気がする。味も………違うのか。
これは同じワインじゃないの?
先生と一緒にテイスティング方法を学びながらそれぞれを比べていきます。
外観の見方、香り・味わいの分析、それらを総合して、どこの国でどのブドウ品種から作られたワインなのかを推測していきます。
これは経験値と記憶力が必要だと思う。
最後の授業まで何杯のワインが飲めるの?
これだけの回数で本当にワインが分かるようになるの?
慣れない勉強による疲労感に包まれながら初日の授業は終了。
来週同時刻には二回目の授業が始まるというね…。
邪な考えはもうすっかり頭から消え、試験合格に対する不安と絶望感に打ちひしがれながら記念すべき初日の夜は更けていくのでした。