香港・マカオは日本ではあまり流通していないような、外国のビールにも出会える街。
マカオのコンビニには、中国ブランドのビールを中心に見慣れないビールがそろっていました。
(セブンイレブンであれば、香港ドルでも現金支払いが可能です)
中国といえば青島ビールのイメージが強かったのですが、意外にもいろいろなメーカーのビールが飲まれているようです。
目次
雪花ビール
青いラベルに惹かれて手に取った「雪花ビール(雪花啤酒)」。
英語表記では「SNOW BEER」です。
500mlサイズなのもあってか、崖を登る人のデザインがより力強さを感じさせます。
中国・北京に本社をおくメーカーのビールです。
中国での生産量が最も多いビールで、かなりのシェアを誇ることが伺えます。
日本でも見かける機会のある、青島ビールよりもシェアが多いのは驚きです。
青を基調としたデザインのビールは、いったいどんなお味なのか?
中国語のレトロ感を感じつつも…飲んでみます。
色は少し薄さのある黄色。泡立ちはしっかりとあります。
肝心の味は…驚くほどすっと消えるものでした。
もちろん苦味やうまみもありますが、あまり主張するものではなく、口の中からすぐに消えていきます。
トータルの味わいは軽め。というよりも薄めです。
アルコール度数は3%台。爽やかと呼ぶのも少し違うような味わいです。
すぐに消えていく味わいは、名前のとおり、まるで雪のよう。
ビールが苦手な人や食事が主役のときにはちょうどよさそうですが、ビールの苦味やうまみが好きな人には物足りないと感じてしまうかもしれません。
中華料理とも飲んでみたいビールです。
同じくコンビニで調達した、ピーナッツと小魚のおつまみとともに味わう。
香港やマカオのお店にはたいていあるナッツブランドのものですが、これはとても辛い!
一粒ずつピリリと辛さがきいていて、一気に食べるとおそらく悶絶する辛さでした。
この辛さにヒイヒイ言いながらビールをひと口。
苦味が雪のようにすぐ消えるビールととても辛いピーナッツ、意外にもお酒がすすむ組み合わせでした。
マカオだからこそ飲めたビール?
中国でトップシェアを誇る雪花ビール。
とはいえ、中国国外への輸出量はまだ少なく、青島ビールと比べると日本で飲める機会は多くありません。
中国本土と陸続きになっているマカオだからこそ飲めたのかもしれません。
マカオのコンビニには、雪花ビール以外にもいろいろなビールがそろい、なんだかグローバルな雰囲気でした。
日本で出会ったことのないお酒との出会いを、ぜひ楽しんでみてください。