突然ですが、アルコール中毒で見える幻覚症状の逸話について聞いたことはありませんか?
ヨーロッパのほうでは、アルコール中毒で酩酊すると、ピンクの像→踊るワニ→月を回る龍→金色の鳥の順番で幻覚が見えるなんて逸話があるそうです。
今回は、そんな逸話にもとづいたベルギーのビール
「デリリウム トレメンス」を紹介します。
逸話のとおり、ピンクの像がラベルにあしらわれた、ポップなデザインです。ピンク色ということはこのゾウさんもすでに酔っぱらっているのでしょうか。
以前はワニや龍のパッケージもあったようですが、今はゾウのみだそう。
しっかりとした重厚感のある瓶のベースは白色なのも珍しいですね。
完全にパッケージ買いです。
アルコール度数は8.5%。ビールにしては度数高めなのも、コンセプトに合っていると思います。
香りは甘さとフルーティーさを感じるニュアンス。色はしっかりとした黄金色。
味わいは、香りのとおりフルーティーさを楽しめます。
王道ペールエールの味わいがありながらも、アルコール感とスパイシーさをガツンと感じられます。度数が高めなのもあってか、飲み応えしっかりめでした。
飲みやすさよりもビールそのものの味わいを楽しみたい、そんなときにおすすめ。ちゃんとアクセントがきいています。
ピンクのゾウさんのかわいらしさとは相反するような、実力派といえばよいのでしょうか。
ビールの味がしっかりしていても、8.5%と度数高めだと、すきっ腹に流し込むのはなかなか辛いものがありますので…
ベルギー旅行最初の晩餐、ビールとともにスーパーで購入したものがこちら。
意外にも、「デリリウム トレメンス」はアパートの近所のディスカウントスーパーで取り扱いがありました。冷えてはいませんでしたが、ディスカウントでないスーパーよりも安く手に入れることができました。
チョコレートがけのワッフルやキウイ、ハムチーズトーストやチョコレート菓子、サラダ。
やはりベルギーで飲むビールにはワッフルは欠かせません。
ワッフルの取り扱いメーカーに偏りがあったのも、大きさや熟成ぐあいの異なるキウイが一緒に並んでいるのも、ディスカウントスーパーならではと言えるでしょうか。
現地のスーパーではビールにあうものを探すのも楽しみのひとつ。ベルギーでビール旅行(?)をする際にはぜひ現地スーパーを覗いてみてください。
ちなみに、このビールと同じ「デリリウム」という名前がついたビアバーも首都ブリュッセルにあります。
小便少女の目の前、あのピンクのゾウさんがやはり目印です。なんとビールの種類が世界最多で、2004年にギネスブックにも認定されています。
もちろん「デリリウム トレメンス」も味わえますので、ビール好きな方はぜひビアバーのほうも訪れてみては。