3年目を迎える日本での「テキーラの日」を記念して、7月23日メキシコ大使館でセミナーが開催されました。
テキーラの輸入元各社からのブランド紹介コーナーや試飲もできるとあって、会場の「ESPACIO MEXICANO」はテキーラアミーゴのラテンな熱気に包まれました。
目次
テキーラってどんなお酒?
テキーラの名前は、メキシコ・ハリスコ州にある村「テキーラ」に由来しています。
アガベアスル(竜下蘭)を原材料とする蒸留酒で、原産地は指定5州(ハリスコ、ナヤリ、タマウリパス、ミチョアカン、グアナファト)内で製造された、原産地呼称で保護されたお酒です。
カテゴリーは2つに分けられていて、糖分の51%以上がアガベアスル由来である<テキーラ>と、糖分の100%がアガベアスル由来である<100%アガベテキーラ>があります。
また、クラスは熟成期間の長さにより5つに分類され、短い方から<オロ>(ブランコと他のクラスのものをミックスしたもの、またはブランコにキャラメル色素で色付けしたもの)、<ブランコ>、<レポサド>、<アニェホ/アネホ>、<エクストラアニェホ/エクストラアネホ>となり、それぞれ違った味わいになっています。
「テキーラの日」っていったいどんなもの?
2006年7月24日に、「テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観」がユネスコにより世界文化遺産に登録されました。
これを記念して、アメリカで最初に制定されたのがNational Tequila Day。これがそのまま「TEQUILA DAY」記念日となり、アメリカを始め様々な国で行事が行われるようになりました。
日本のメキシコ大使館商務部では2017年に、7月24日を「テキーラの日」と制定しました。
テキーラを愛する方々、及びまだ味わった事のない方々が「テキーラの日」をきっかけとして手軽にテキーラ楽しんで頂けるように、メキシコが誇る飲み物テキーラを楽しむ記念日として、各地でお祝いすることになったそうです。
日本はアジア地域で1位の輸出国
セミナーでは、メルバ・プリア・オラバリエタ駐日メキシコ大使、エクトル・コルテス・ゴメス-ルエダメキシコ農業・農村開発省(SADER)駐日公使が登壇。テキーラマーケットの最新情報について解説がありました。
2018年のテキーラ輸出上位10カ国のうち、ダントツトップは隣国の米国、2~5位はヨーロッパ諸国が占めています。
そして日本は6位!
2017年の5位からひとつ後退したものの、依然アジア地域で1位の輸出国を堅持しています。
日本の輸出量は1,907,853リットル(2018年)で、総量の82.54%をも占める米国の1/100にしかなりませんが、実はメキシコにとって日本は重要な輸出国なのです。
なぜなら日本は、[テキーラ輸入国のうち、1リットル当たりの輸入額が最も高い国]、となっているからです。
これは、日本で消費されるテキーラの多くがプレミアムテキーラであること、アガベ100%の<100%アガベテキーラ>の人気が急上昇して全体の中で占める割合が1割以上に増えていること、などが要因とされています。
日本初のテキーラ情報番組
この日配布されたテキーラ専門情報誌「テキーラ・ジャーナル」は、一冊まるごとテキーラな熱い読み物。メキシコ関連ショップやお店で手に入れることができます。
ウェブ版コンテンツとなる日本初のテキーラ情報番組、IMALUのテキーラチャンネル「まるっちょと¡Salud!」の紹介コーナーもあり、ゲスト出演したのはタレントのIMALUさん。
IMALUさんはアメリカでホームステイの経験があり、語学留学時代にはじめてできた友達がメキシコ人ということで、メキシコが大好きに。
テキーラ情報番組のメインキャスターは自らオファーしたといいます。
「テキーラは好きなだけで、私もまだまだ詳しくないんです。一緒に勉強しながら、テキーラの魅力を一緒に学べる番組になったら。」
「毎回、企画を変えて自由な番組にしたい。この番組がテキーラのイメージを変えるきっかけになったらと思います。」
と情報番組をPRしました。
テキーラチャンネル「まるっちょと¡Salud!」は7月24日「テキーラの日」から公開スタートです。
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