長野のアンテナショップを訪れてから、私の中で「アンテナショップ飲み」がちょっとしたブームになっております。
今回は、日本橋にある「日本橋とやま館」へ参りました。
「寿司といえば、富山」を合言葉にしたブランディングプロジェクトが展開しているように、富山は米と海産物がめちゃくちゃ美味しいことで有名です。
実は、仕事で富山に一度行ったことがあるんですが、その時は十分に富山の日本酒を楽しめなかったので、今回の訪問でその魅力をしっかり堪能したいと思っています。
目次
日本橋とやま館とは
「上質な暮らしを、富山から。」というコンセプトのもと、日本橋とやま館は富山の自然と文化を東京に届ける場所です。立山連峰の雄大な景色や、富山湾の深い水に囲まれた富山県。そんな自然が育んだ食や文化、伝統が、ここで丁寧に紹介されています。
日本橋とやま館では、都会の真ん中で、富山の「ライフスタイル」を体験できるのです。
東京と富山をつなぐ橋のような場所ですね。
さらに、有楽町の東京交通会館には姉妹店「いきいき富山館」もあります。ここでは、富山県内18蔵から集めた個性豊かな地酒約50銘柄や、曜日ごとにメーカーが変わる「ます寿し」など、富山の定番から季節限定品まで豊富に取り扱っています。
年間約800種類の商品が並ぶこのスポットでは、地元生産者による実演販売や試食も楽しめるため、訪れるたびに新しい発見が待っているとのことです。こちらも要チェックですね!
とやま館併設のトヤマバー
さて、日本橋とやま館には、和食レストランの「富山はま作」とともに、洗練されたバーラウンジ「トヤマバー」が併設されています。
今回、私はこのバーラウンジでのひとときを楽しみました。
県内17の蔵元から提供される地酒3種の飲み比べをはじめ、富山ならではのおつまみや、クラフトビール、特産のソフトドリンクも取り揃えられています。
店内は、木の温もりを感じるシックで落ち着いた内装が特徴で、広々としたスペースでくつろぎながら飲み物を楽しむことができます。ボトルがずらりと並ぶ様子は見ているだけでも楽しく、まさに飲み比べの期待感を高めてくれます。
今回はバーマンの方に、全く異なる味わいの日本酒を3種類選んでいただき、富山のお酒の豊かな風味を多角的に体験しました。その結果、各酒の個性を存分に味わいながら、飲み比べの楽しさを実感することができました。
羽根屋 煌火 生原酒(富美菊酒造)
まずご紹介するのは、羽根屋(富美菊酒造)のフラッグシップ的存在である「煌火(きらび)生原酒」です。
淡麗ですっきりとした味わいを生み出す酒米・五百万石を使用しており、華やかな香りと甘さがありながらも決してくどくなく、旨味がしっかりと感じられます。
飲み終わった後も爽やかな余韻が残り、何杯でも飲みたくなるような、洗練された味わいが特徴です。
巌瀬 純米吟醸 無濾過熟成酒(皇国晴酒造)
次にご紹介するのは、皇国晴酒造の「巌瀬 純米吟醸」です。
このお酒は無濾過熟成酒で、純米吟醸の名を冠しているものの、精米歩合は50%と純米大吟醸のランクに相当します。
香味を調整せずにじっくりと1年間熟成させることで、醤油のような独特な風味もわずかに感じられ、香ばしさが立ち昇る非常に個性的な味わいが特徴です。
しっかりとした味わいを持ちながらも、飲み進めるほどにその奥深さが楽しめます。
ふくく 生酛 純米大吟醸(福鶴酒造)
最後にご紹介するのは、福鶴酒造の「ふくく 生酛 純米大吟醸」です。
伝統的な「生酛造り」で仕上げられたこのお酒は、製造過程で木製の「半切桶」を使用しているため、ほんのり木の香りが漂います。
その繊細な木の芳香が、酒全体に奥行きをもたらし、一口含むと豊かな香りとシャープなキレが口中に広がります。生酛造りならではの力強さが感じられ、飲みごたえは抜群です。
富山のアンテナショップ飲みも楽しかったです!
次はどこの県のアンテナショップに行こうかな?
いろいろと探してみるのが楽しみです。