こんにちは。今回は日本酒の聖地・新潟に行ってきましたので、お酒好きの方々に行っていただきたいステキなお酒スポットをご紹介します。
今回ご紹介するのは新潟駅から歩いて数分の「美酒佳肴 よんよん」さんです。このお店、なんと【新潟地酒含む日本酒50種以上】60分飲み放題 1800円(税込)という激アツメニューが予約可能なのです。
日本酒は冷蔵庫からセルフで注ぐことができるシステムで、せっかく新潟を訪れたのだから色々な種類を飲みたいお酒好きにありがたいお店でした。こちらのお店は雰囲気・匂い・ラインナップ・コスパすべてが最高でしたので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
最高の雰囲気・匂い・ラインナップの「美酒佳肴 よんよん」
さて、来店前から何度もメニューを見て楽しみにしていたお店に到着しました。
新潟駅から徒歩数分とアクセスが非常に良いのもありがたいです。
店内に入ると酒呑みの心くすぐるステキな空間が広がっていました。新潟県内の酒蔵さんのラベルや前掛けなど酒グッズが盛りだくさんで、中でも驚いたのは照明で、ランプシェードに酒瓶が使用されていました。天井が高く広々しており、楽しいひと時が過ごせそうです。
そしてお楽しみの日本酒をチェックすると、なかなかのラインナップです!
景虎に鶴亀、高千代など有名な銘柄も多いですが、初めてみる銘柄も多く、新しいお酒も色々試すことが出来そうです。
飲み放題は1時間1本勝負なので(笑)戦いの前にじっくり銘柄を吟味し、戦いの流れを脳内シュミレーションします。1時間とは言え、1時間後がラストオーダーなのでその後も継いだお酒をゆっくりいただけるのはありがたいですね。
※日本酒は季節のお酒なので、常に今回紹介お酒が飲める訳ではありません。ご注意ください。
しかもこちらの飲み放題、実は日本酒だけではなくメニューに記載の果実酒、日本酒・焼酎ベースのハイボール、酎ハイ、ソフトドリンクも飲み放題で、追加で300円支払えば生ビールも飲み放題なので、日本酒がそこまで飲めない人でも満足できる事間違いなしです。
生ビールの中に、地元のスワンレイクビールが入っているのも素晴らしいですね。
素敵フードメニュー多数!オススメフードメニュー4選!
そしてお食事を注文します。飲み放題の場合1人2品以上の注文が必要との事で、2名で行ったのでとりあえず4品注文することにしました。
こちらのお店はお食事メニューも魅力的なものが多く、この魅力的なメニューから4つ選ぶのが非常に難しい…
お造りは確実に日本酒に合いますし、お野菜もステキ、豚のグリルはブリカマ焼き、牡蠣の昆布焼きなど想像するだけでヨダレが出て、お酒が飲めてしまいそうなものばかりです。
さんざん迷って選んだメニューはこちらです。
・鮮魚のなめろう:780円
・ブリ刺身:900円
・南蛮海老真薯揚げ:400円
・真鯛白子ポン酢:850円
そして到着したお料理がこちらです。ステキな食卓過ぎます!
思わずテンションが上がる極上の光景です。盛り付けも美しく、どのメニューもボリュームがあってとても美味しかったです。ブリの刺身が炙りと生の両方あったのも地味に嬉しいポイントです。
そしてお店に入った時からとても良い煮物の匂いがしており、何のメニューなのか気になっていたのですがお通しのサバの味噌煮でした。
このお通しも最高に美味しく、追加注文無しで満腹になれました。
さて、私が飲んだ日本酒飲み放題のラインナップを紹介していきます。
1杯目 能鷹 しぼりたて生原酒 うすにごり
しぼりたて生原酒で非常にフレッシュなお酒です。酒米には新潟県産の五百万石とこしいぶきを使用。「こしいぶき」を調べると食用米なのですね。
酒米に比べて、麹が付きづらいなど難点もありますが、独特の甘味を持つ酒が生まれるとの事です。旨みの強いお酒で1杯目から大満足です。
2杯目 越乃梅里 新酒しぼりたて 純米吟醸
この酒蔵、実はお昼間にお邪魔してきました。新潟市北区にあるDHC酒造さんのお酒です。
こちらの酒米は、麹米は新潟県産五百万石、掛米に新潟県産米との記載で、辛口すぎずスルッと飲める美味しく危険なお酒でした!
越乃梅里(こしのばいり)
3杯目 嘉美心 無濾過純米吟醸生酒
さっそく新潟県から浮気を始め、岡山県浅口市にある嘉美心酒造さんの嘉美心(かみこころ)無濾過純米吟醸生酒をいただきます。
ラベルには「わたしたちはお酒を作ることではメーカーですが、生きる上では消費者です。だから家族の口に入れさせたくないものは作りません。」と記載されており、なかなかのこだわりが感じられ、飲む前から期待が高まります。
味わいは適度なとろみとジューシーな甘みで、個人的に非常に好きなタイプのお酒でした。
こちらのお酒を検索したところホームページにも記載がなく、レアなお酒が飲めて満足です。
嘉美心酒造株式会社
4杯目 真野鶴 毎毎純米
やはり新潟に来たからには新潟のお酒をと、尾畑酒造さんの真野鶴を選びました。パッケージに記載されている「毎毎純米」は「毎日を潤す純米酒」というコンセプトで、商品に込められた想いは下記の通り、思いやりが感じられる良いお酒でした!
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毎日少しずつ、そして長く付き合いたくなるような純米酒を目指してつくりました。日本酒ならではのやさしい甘さと程よい酸、旨みのバランスを整えることで、飲み飽きをせずに食中酒としてお楽しみいただけるとともに、お酒だけでもご満足いただける旨口に仕上げました。
毎毎=毎日毎日、MY MY=ご自分のペースで、マイマイ=ゆっくりとお楽しみください。
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5杯目 吟醸 生酒 白龍
次はまた新潟にある白龍酒造さんの生酒をいただきました。こちらは生酒なので爽やかでフルーティな香り、アルコール度は14度と低めなのでスルっと飲めてしまう1杯でした。
これも飲みすぎてしまいそうな危険なお酒でした。
吟醸 生酒 白龍
6杯目 彌彦 極
次は新潟県西蒲原郡弥彦村にある弥彦酒造さんのお酒です。こちらの蔵の酒米について、現在新潟では五百万石と越淡麗が主流の原料米ですが、この蔵は80%の酒を北限(新潟)の山田錦でつくるのだそう。
初めて飲みましたが、山田錦の旨みがしっかりと感じられる一杯でした。
彌彦 極 720ml
7杯目 にいだしぜんしゅ 燗誂(かんあつらえ)
こちらは全国的にもメジャーな福島県郡山市の酒蔵「仁井田本家」のお酒です!
「にいだしぜんしゅ」には純米吟醸、生原酒と色々な種類がありますが、このシリーズはパッケージもシンプルでデザイン性もステキで、ひらがなを使用したゆるく落ち着く印象が、お酒を飲んだ時の印象と一貫性があってうまく独自の世界観を作っているなと感心させられるお酒です。
名前の由来は、「酒は百薬の長、身体に良いものでなくてはいけない」という十七代目の思想が息づいた自然酒は、「身体にしみこむような味わい」「飲んでも次の日に残らない」とのこと。
他のお酒もたくさんいただいたせいかガッツリ翌日に残りましたけどね(笑
改めてホームページを見ると作り込みがすごいです。ぜひ覗いてみてください。
にいだしぜんしゅ
8杯目 高千代 美山錦 扁平精米 純米酒+19無ろ過生原酒
「たかちよ」はひらがな表記と「さかずきんちゃん」という可愛いキャラがラベルに印刷されており、ハロウィンやクリスマスなど季節にあった様々なラベルのお酒を出されています。
ひらがな表記のお酒はいくつか飲んだ事はあるのですが、こちらは正統派な印象の漢字表記です。高千代酒造が年に一度蔵出しする超辛口純米生酒という事で、 日本酒度+19の驚きの辛口ですがツンと来すぎず、むしろ綺麗な酸味が特徴的なお酒でした。酒米は「美山錦100%」と美山錦は長野県で多く使用されている酒米で、新潟の酒にはあまり使用されていないイメージだったので、こちらも驚きです。
9杯目 特別純米 大洋盛
9杯目にもなると味覚が怪しくなってきたのですが、せっかくなので飲んだことの無いお酒を飲もうと選んだのは新潟県村上市にある「大洋酒造」の特別純米酒です。
初めて見たお酒だったのですが、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」を毎年のように受賞されている素晴らしいお酒だとか。また1つ勉強になりました。
10杯目 浜福鶴 備前雄町大吟醸
最後はまた新潟意外のお酒にしました。雄町大好き「オマチスト」な私なので、このパッケージは見過ごすわけにはいきません。
酒米の元祖と云われる酒造好適米の“雄町”を55%使用との事で、雄町の特徴であるまろやかな旨みのあるお酒でした。今度また飲みたい味わいだったので調べると、なんと酒蔵見学も可能との事。
場所は阪神電鉄「魚崎駅」または六甲ライナー「南魚崎駅」より徒歩10分と、なんと関西在住の私でも非常に行きやすい場所にありました。
「10名様未満は、ご予約なしでも見学していただけます。」とのことなので、今度さっそく見学に行ってきたいと思います。
1時間で日本酒を10種類も楽しめた上、お会計も1人3,800円いかない程度と本当にリーズナブルでコスパ抜群、その上お料理も美味しく雰囲気が良い名店でした。
皆様も新潟を訪れた際はぜひ行ってみてください。