アンテナショップ飲みにすっかりハマっている私ですが、今回は銀座5丁目にある新潟情報館『THE NIIGATA』を訪れ、新潟県の魅力を探求してきました。
この施設は、私のアンテナショップ巡りの原点である『銀座NAGANO』のすぐ近くに位置する、素敵な情報発信拠点です。早速その魅力をレポートします!
目次
新潟の新しい拠点『THE NIIGATA』
新潟県の魅力が詰まった『THE NIIGATA』は、昨年12月に閉館した『表参道・新潟館ネスパス』の後継施設。今年2024年8月8日にグランドオープンしたばかりの、ピカピカな新スポットです。
銀座にはおしゃれなショッピング・スポットが立ち並ぶ一方で、地方の文化や魅力を発信する拠点もたくさんあることを改めて感じました。有楽町の東京交通会館に各地のアンテナショップが集まっているのは以前から知っていましたが、銀座の街にこんなにたくさんの地方の情報発信拠点があることを知ったのは、つい最近のことです。
『THE NIIGATA』の魅力的なフロア巡り
『THE NIIGATA』は、新潟の食文化や工芸品に触れられる全4フロアからなる総合施設です。各フロアで新潟の多彩な魅力を体験できるようになっています。
1階には、新潟の特産品がずらりと並び、壁面には伝統工芸品の展示も施されています。米どころである新潟県産のお米を使った、おにぎり専門店『THE ONIGIRI・Ya』も人気。
2階には、有料の日本酒試飲コーナー『THE SAKE Stand』があり、包丁や工芸品といった新潟のものづくりを伝えるコーナーも併設されています。さらに、日本酒だけでなくワインや地ビール、リキュールといった新潟産のお酒が豊富に取り揃えられていました。
地下1階は、新潟への移住を考えている方のための相談窓口です。専門のスタッフが常駐しているので、心強いサポートを受けられます。また、3階にはアートを取り入れたイベントスペースがあり、8階には新潟県燕三条発のイタリア料理店『THE NIIGATA Bit GINZA』が入っています。こうして、さまざまなジャンルを通して新潟の魅力を発信しています。
日本酒天国『THE SAKE Stand』
私が真っ先に向かったのは、やはり2階に位置する日本酒の有料試飲コーナー『THE SAKE Stand』です。都内最大級の規模を誇るこの試飲コーナーは、まさに清酒免許場数日本一の新潟県ならでは、といったところです。新潟の名だたる蔵元から選りすぐりの銘柄が40種類以上揃い、どれを選ぶか迷う楽しさがここには広がっています。
試飲は1,500円で、好きな日本酒を5種類体験できるというお得なシステム。ガラス越しにずらりと並んだ一升瓶は、まるで宝の山のようです。
レジにて料金を支払い、QRコードと酒器を受け取ります。飲みたい銘柄を選んだら、ディスペンサー『のまっせ』の上にあるQRコードリーダーにコードをかざすと、自動でお猪口に1杯分(30ml)の日本酒が注がれるという仕組み。
ここで提供される日本酒のラインナップは、定番品だけでなく季節酒や限定酒もあり、時期ごとに違った味わいを楽しめます。
カードとAIソムリエが日本酒選びをサポート
それぞれの日本酒の前には、その味わいを視覚的に伝えるデザインカードが並べられています。カードには、酒の名前や種類、酒蔵の情報だけでなく、フレーバーマップや味わいの特徴も詳細に記載されています。このカードは、リピート購入時や自分の好みに合った日本酒を見つけるための心強いガイドとなるはず。
『どのお酒を飲んだらいいのかわからない!』という方も心配ご無用です。AIソムリエ『KAORIUM for Sake』が、あなたの好みや気分にぴったりのお酒を提案してくれます。このAIは、1万種類以上の日本酒データと、香りや味の分析を学習しており、酒ソムリエの知識をもとにあなたに最適な一杯を見つけ出してくれる頼もしい存在です。
嬉しい発見! QRコードは日をまたいで使える?
『THE SAKE Stand』で特に感動したのが、この試飲用のQRコードが日をまたいで使えるということ。有効期限は2カ月ほどです。
通常、試飲といえばその場で飲みきらなければならないイメージですが、ここでは何日かにわたって全5杯を自分のペースで楽しむことができます。この柔軟なサービスは、新潟の酒文化を大切にするお店ならではの心遣いで、実に嬉しい配慮です。
ちなみに、私はもちろんその日だけでしっかり5杯全部いただきました!
飲んだお酒一つ一つをじっくりご紹介したいのですが、今回はここまで。
次回の記事で、私が選んだお酒たちについて詳しくご紹介したいと思います。
ということで、続きはまた次回です。