国内で一番飲まれているウイスキー「角瓶」。スーパーやコンビニでも取り扱われ、日本人にはなじみ深いお酒です。
最近ではハイボールのCMでも頻繁に見かけますよね。
今回は、人気のウイスキーが生まれた経緯や、夏に向けてのおすすめの飲み方など、角瓶についての情報をお届けしたいと思います!
目次
サントリーウイスキー角瓶の歴史
1937年、サントリーから発売された角瓶は、創業者である鳥井信治郎が苦労を重ねて完成させたウイスキーです。
鳥井信治郎の挑戦はさかのぼること約15年前、1923年設立の山崎蒸留所から始まっています。場所は良質な水源、ウイスキー造りに適した気候、利便性に優れた立地として大阪が選ばれました。
試作を重ね、国産ウイスキー第1号として完成したのが「白札」です。現在では「ホワイト」として発売されている商品ですね。
この「白札」残念ながら当時は人気がありませんでした。スコッチの製法にもとづいて仕込まれた味や風味が、ウイスキーに親しみのない日本人にとっては馴染みのない味だったのです。
理想のウイスキーを求め、何度も試作を繰り返し、蒸留所の完成から10年以上の月日をかけて日本人の口に合うウイスキー「角瓶」が誕生しました。
ちなみに、個性的なボトルのデザインは亀甲をイメージしたもの。日本では縁起の良い模様とされている亀甲模様ですが、鳥井信治郎が世界に通じる日本的なデザインを希望したことから採用されました。
サントリーウイスキー角瓶を楽しむ方法
ここからは本格的な角瓶の飲み方をご紹介します。
水割り
グラスに氷を入れてからウイスキーを注ぎます。この段階で混ぜ、ウイスキーをしっかりと冷やすのがポイントです。まろやかな口当たりが感じられますよ。
おすすめの割合はウイスキー1に対して水が2。水はウイスキーとなじみやすい軟水がおすすめです。好みや、合わせる料理に応じて濃さを調節してみてくださいね。
また、氷を入れず、同量の常温水とウイスキーを合わせたのがトワイスアップです。度数を落とし、飲みやすくすると同時に、ウイスキー本来の味わいや香りが楽しめる飲み方になります。
ハイボール
角瓶といえばハイボールですよね。季節や料理を選ばずに楽しめる定番の飲み方です。
わたしは公式レシピ通り、レモンを少し絞り、大盛りの氷を入れたグラスにウイスキー1に対し、強炭酸4の割合で合わせます。
ポイントはウイスキーをあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくこと。炭酸を入れた後は混ぜすぎにも注意です。きめ細かい泡を長く保つための秘訣になります。
よりキリっとさせたい場合はグラスを冷蔵庫で冷やしておくのもおすすめです。レモンは、ライムなど別の柑橘系に変えても美味しいですよ。
ロックミスト
砕いた氷にウイスキーを注いだ飲み方です。「ミスト」はグラスの外側につく水滴が、霧のように見えたことから名付けられました。清涼感たっぷりのビジュアルは、夏にむけてぴったりな飲み方です。
氷を砕くことにより、ウイスキーをスッキリと味わえるのが特徴です。ビールでもないし、ハイボールでもない…という気分の時に飲みたくなります。ミントの葉を飾ったり、ガムシロで甘みを足したりと、アレンジも可能です。
まとめ
今回はサントリーウイスキー角瓶についてご紹介しました。1本あるだけで、様々な飲み方ができ、常備酒として最高のお酒です。
作り方のコツを覚えれば自宅でも本格的な水割りやハイボールが楽しめます。ぜひチャレンジしてみてくださいね!