近場の酒店で、2本2500円(税抜)で販売されていたワイン。
スペイン・カタルーニャ州のトーレスというワイナリーのものです。
数年前、コロナ禍で現地ワイナリーのオンライン見学会が開催されたとき、トーレスの白ワインを飲みながら参加したことがあります。
なんとワインづくり150年以上の歴史を持ち、数々の賞を受賞し続けています。
ワイナリー自体も自然豊かなエリアにあり、いつか見学に訪れたいと思っていました。
2本2500円という値段に惹かれ、赤・白ともに購入。
味がよければ、なかなかコストパフォーマンスがよいと感じられそうな値段です。
今回は赤ワインのほうをレビューしてみたいと思います。
トーレス「サングレ・デ・トロ オリジナル」赤ワイン
ボトルに鮮やかな赤のラベルが映える1本です。
トーレスがオフィシャルパートナーとなっている、サッカースペイン代表のマークのシールも貼られています。
ラベルには大胆に牡牛がデザインされ、情熱的な印象を与えます。
ボトル上部にも、寝転んだ牡牛のモチーフがぶら下がっています。印象に残るワンポイントですよね。
この牡牛、あの酒の神・バッカスをモチーフにしたものだそう。赤ワインを飲み過ぎてこの姿になってしまったのなら、なんだか納得してしまう。
コルクではなくスクリューキャップです。
スクリューキャップをあけると、香の良さにまず驚きます。
まるでベリー系のような果実っぽさのある香りです。きつすぎることなく、酸っぱすぎることなく感じられました。
味わいもバランスがとれていると思います。赤ワインの渋みや苦み、酸味がおさえめで、ほかの果実みや旨み、辛みとのバランスがしっかりととれていました。
ですが個性がないのではなく、存在感があります。濃厚さもほどよいです。
テーブルの主役になれそうなワインだと思います。
バランスがとれているからか、飲み飽きることなく、最後まで飲み終えることができました。
赤ワインは酸っぱくて苦くて渋くてキツくて、なんだか飲みにくい…
と感じている人に、一度味わってほしいです。
少し飲み進めたところで、赤ワインを主役に、クリームチーズを添えてのんびり味わう。
クリーミーまろやかなチーズの味の上をすべる、果実みのある赤ワイン。
こちらもバランスのとれた相性で味わえました。
しっかりお肉や醤油のきいた和食とも相性が良さそうです。
ほどよい価格ながら、レベルの高さを感じた、トーレス「サングレ・デ・トロ オリジナル」の赤ワイン。
スーパーやコンビニでよく見かける銘柄ではないものの、品ぞろえ豊富なワイン専門店や酒店などでは見つけやすいと思います。
また、日本からでもネット通販で手に入れやすい銘柄です。スペインの名門ワイナリー、トーレスの赤ワインの実力をぜひ体感してみてください。