「ホワイトビール」や「小麦ビール」とも呼ばれる「白ビール」、
飲みやすさが特徴のコンビニでもよく見かける注目ビールです。
家飲みが増え、女性や若者をターゲットにしたお酒を販売する企業も増え、
誰でもいろいろなお酒を手軽に楽しめるようになりました。
白ビールは飲みくちが軽めで女性好みですが、クリアでスッキリしたのど越しのビールが好みの男性にもおすすめです。
目次
白ビールの特徴
白ビールのおもな特徴を3つ紹介します。
① 通常のビールのように大麦麦芽の使用のみならず、小麦麦芽または小麦を多く使用している。
② 泡持ちが良い。
小麦は大麦に比べ、タンパク質を豊富に含んでいます。タンパク質が多いと泡持ちの良いビールになりやすいといわれています。
③ 口あたりが爽やかで飲みやすい。
思いっきりゴクゴク飲めます!
白ビールは一般的なビールよりも甘みがありフルーティーで、のど越しはなめらかです。
白ビールなのに白くない?!
黒ビールはその名のとおり黒い色をしているのに、白ビールは真白ではありません。
初めて白ビールを飲んだとき「たしかに濃い色ではないけれど、白とも言いがたいような?」と思いました。
真白ではないのに白ビールと呼ばれる理由を知るには、19世紀までさかのぼります。
1842年、ピルスナーというビアスタイルがチェコのピルゼンで誕生します。
それまで世界のビールの主流は色の濃いビール、いわゆるダークビールでしたが、ピルスナーは透きとおった黄金色をしていました。
そのことから、ダークビールを基準としていた当時の人々は、「色が薄い=白い」と表現したのです。
白ビールの種類
白ビールの種類で代表的なのは、ドイツの「ヴァイツェン」とベルギーの「ベルジャンホワイト」の2種類があげられます。
ヴァイツェンは南ドイツ発祥の白ビールで、小麦麦芽を50%以上使用しています。
なめらかな口あたりで、バナナのような甘いフルーティーな香りが特徴です。
ベルジャンホワイトはベルギー発祥の白ビール。
原料は大麦麦芽と発芽していない小麦を使用しています。
オレンジピールを副原料として使用しているため、柑橘系の香りを感じる口あたりの軽い白ビールです。
白ビールは女性に人気
小麦や小麦麦芽を使用しているので、ほどよい酸味があり甘みとのバランスは絶妙です。
フルーティーでほんのり感じる甘みは、女性やビールの苦味が苦手な人でも飲みやすくなっています。
一般的なビールに比べると爽やかで、のど越しの軽い仕上がりになっているのも人気の秘密といえるでしょう。
日本の白ビールおすすめ2選
① 銀河高原ビール(ヘーフェヴァイツェンスタイル)※
アルコール度 5.5%
原材料・成分 大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ
フルーティーな香りでほどよい甘みがあります。
苦味は少なめで、なめらかな口あたりなので飲みやすいです。
※ヘーフェヴァイツェンのヘーフェとは、酵母をろ過していないという意味です。そのため、色は濁っています。
② 水曜日のネコ(ベルジャンホワイトスタイル)
アルコール度 5.0%
原材料・成分 大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・オレンジピール・コリアンダーシード
ビール特有の苦みはほとんど感じません。
フルーティーで爽やかなので、グイグイ飲みすぎてしまいそうになります。
白ビールはどれもフルーティーで口あたりの良い仕上がりになっています。
今日は軽く飲みたいな、というときは特におすすめです。
飲みやすいので、ついお酒がすすんでしまいますが「飲みすぎ注意」を心に、一緒に白ビールを楽しみましょう!