ドイツは言わずと知れた、お酒の名産地!
ビールにワインと、お酒を目当てにドイツ各地を観光する人も多いんです。
日本から直行便・乗り継ぎ便でアクセスがしやすい、ドイツ西部の大都市・フランクフルト。
この街にはいくつかビールの醸造所があるほか、周辺にはワインの生産で名高い街が多く、観光とともにお酒を楽しむのにうってつけです。
フランクフルトならではのおいしいお酒といえば、りんご酒(ドイツ語でアプフェルヴァイン)です!
名前のとおり、りんごを使ったみずみずしさを感じられるお酒です。
地元の人にとっては大衆的なお酒で、観光客も気軽に楽しめます。
フランクフルトやその近郊は、アップルワインの生産地としてもよく知られています。
スーパーやキオスク(小さなコンビニのようなお店)でも買えますが、せっかくなら「アップルワイン酒場」で味わってみませんか?
目次
アップルワイン酒場が並ぶ!「ザクセンハウゼン地区」
アップルワインを味わうなら、ザクセンハウゼン地区は訪れておきましょう。
フランクフルトの中心部、レーマー広場のあるエリアから少し南へ。
マイン川を挟んですぐの場所にあります。
かわいい建物とお店の看板、石畳の道。
ザクセンハウゼン地区にはアップルワイン酒場が集まっています。
自家製のアップルワインを提供するところも多く、お店によって異なる味わいを楽しんでみましょう。
時間があればハシゴ酒はマストです!
アップルワイン酒場の有名店「もじゃもじゃペーター」
どのお店にしようか?とふらふらして、決めたのが
「シュトゥルーヴェルペーター(Struwwelpeter)」です!
ガイドブックにも載っている有名店。
店名は日本語で「もじゃもじゃペーター」といい、フランクフルトでは知らない人はいない絵本のタイトルとキャラクターからきているのだとか。入口にもそのキャラクターが飾られています。
店内も素敵な雰囲気でしたが、天気がよかったのでテラス席に座りました。
すでにお昼ごはんを食べてきたので、食べ物は頼まずアップルワインのみ注文。
ソーセージやドイツ料理、ビールやカクテルなどメニューが豊富です。
すでに夕方前の時間帯で、お客さんはまばら。
酒場ならではのにぎわいはやはり夜のようで、そのにぎわいも楽しみたいなら夜に訪れることをおすすめします。
そして、念願のアップルワイン!
右の小さいほうは0.3リットル、大きいほうは0.5リットル入っています。
酸っぱめ・甘め・ノーマルタイプから好みの味わいを選べます。
0.3リットルは2.5ユーロと、日本円換算しても500円以内です。
ハシゴ酒の予定があったり初めて飲んだりという場合は0.3リットルから挑戦しましょう。
グラスはアップルワイン専用のもの。
ダイヤ型の模様が並び、凸凹が指に少しひっかかるような。
滑りにくくする目的もあるようですね。
肝心の味わいは…私は甘めのほうが好みです。
りんごの甘みと酸っぱさ、フルーティーな味わいのバランスが好みでした。
ビールや通常のワインの味が苦手で…という人も、アップルワインなら気軽に味わえるのでは。
苦みは少しあるけれど、フルーティーさのほうが断然勝っていて飲みやすいです。
0.5リットルを注文して、ぐびぐび飲みたくなるのもわかる。のどごし、さわやか。
隣のお店もアップルワイン酒場で、こちらのほうが混んでいました。
アップルワインの伝統的な容器がモチーフの外観はかわいいですね。1杯目で満足してしまいましたが、本当はハシゴ酒したかった。
フランクフルトで本場のアップルワイン
本場のアップルワインが気に入ったら、スーパーでも購入して、ホテルでの晩酌やお土産に。
スーパーにあった3種類すべて購入してしまったほど、気に入りました。
お店で甘めを頼むよりも酸っぱめの味わいですが、たくさん飲めておいしかったです。
フランクフルトを訪れたときや、日本でも飲む機会があれば、ぜひ。