中央ヨーロッパにあるオーストリアは、おいしいワインが飲める国!
もちろん地元産のビールもおいしいのですが…
オーストリアには、その年にとれたワイン(新酒)を楽しむホイリゲと呼ばれる文化があるほどです。
そんなおいしいオーストリアワインですが、日本では主要産地と比べてあまり出回っておらず、見かける機会が少ないもの…
現地のワイン居酒屋やワインの醸造所を訪れて味わうのも良いですが、あまり滞在時間がない場合はスーパーやワインショップで購入して味わうのも一つの方法です。
今回は首都ウィーンの中心部にある、BILLAと言うスーパーへ。
オーストリア国内でよく見かけるスーパーですが、この店舗はちょっぴり高級路線?で、日本でいうデパ地下にあるようなデリカコーナーが充実しています。
3階建てとなっており、ワイン売り場は3階にあります。
なんとフロアの半分くらいがワイン売り場になっていて、その一角にはワインを飲めるバーも!
ワイン好きにはたまらない場所ですね。
取り扱うワインの値段や産地はさまざまですが、オーストリア産のものは「Österreich」と書いてある棚を見てください。この棚がほぼオーストリア産でした。
スーパーなのでワインだけでなく、お惣菜やおつまみ、お菓子なども一緒に購入しやすい場所でした。
クロスターノイブルグ修道院の白ワイン
さて、今回はこのオーストリア産の棚からこの白ワインをチョイス。
オーストリア産であることと、7.99ユーロという値段がちょうどよかったので選びましたが、のちのち調べてみるとクロスターノイブルグ修道院という修道院で醸造したワインとのこと!
クロスターノイブルグ修道院は、ウィーン中心部から電車とバスで1時間くらいのところにある街の修道院。美しい修道院と広大なワイン畑、そして醸造所を持っていて、醸造所の歴史はなんと900年…
ワインショップがあるほか、ワイナリーでイベントが開かれたり、ワインセラーツアーが開催されたりとワイン好きにはたまらない場所。
ウィーンから日帰りで行ける場所ですが、滞在日数が少ないとなかなか訪れるのは難しいと思います。
そんな修道院ワインが、10ユーロ以下かつスーパーで気軽に買えるのは嬉しいですよね。
恐らく日本ではなかなか飲める機会がないと思いますし…
ラベルには修道院とその周辺の風景が描かれていて、お土産にぴったりだと思います。
キャップがオーストリア国旗と同じカラーリングなのもツボです。
まず驚いたのが、キャップを開けたときのフルーティーな香り!
味わいももちろん、果実味がとても強くて満足度の高い飲み応えでした。
かつ、辛さや甘さ、酸っぱさのバランスが非常によく取れていて、飲みやすいワインです。
飲みやすいだけでなく、ここまでフルーティーな味わいが楽しめる白ワインってなかなか出会えそうにない。
いちおうスクリューキャップなので次の日以降に冷蔵庫でとっておけますが、あけて2日目に飲むと少し風味が変わって、苦さと酸っぱさが強調された味わいに感じられました。
なるべくその日のうちに飲み切ってしまいましょう!
日本ではなかなかない味わいやバックグラウンドを持つお酒に出会えるのが、ヨーロッパ旅の醍醐味。しかも街中のスーパーなど気軽に出会えてしまうのが嬉しいところ。
このようなワインに出会うことも珍しくないので、ぜひみなさんも旅に出てみてください!