ヨーロッパでは、日常生活にBioやオーガニックの食材があるのはもう当たり前。
Bio・オーガニック食材専門のスーパーやレストランもめずらしくありません。
日本ではまだなじみのない人も多いかもしれませんが、ヨーロッパを旅していると、選択肢のひとつとしてあってもいいなと思うようになりました。
食材はもちろんのこと、ヨーロッパではお酒もBio・オーガニックのものが多いです!
オーストリアの国民的ともいえるビール「Gösser(ゲッサー)」からも、Bioのビールが販売されています。
公式サイトには、Bioビールの専用ページもあるほど力を入れている商品のようです。
通常の物と比べてBioやオーガニックのアルコール類は取り扱いが少ない傾向があるものの、Gösserは国民的有名メーカーだからか、Bioビールも多くのスーパーで見かけました。
Gösserといえば緑色のパッケージですが、Bioビールは緑豊かな植物をイメージさせるようなおしゃれなデザインです。
公式サイトによると、このGösserビールはオーストリア産100%のオーガニック大麦とオーガニックホップを使っているのだそう。素材は徹底的にオーガニック派です。
さらに、EU有機規制((EU) 2018/848)に基づく「Austria Bio Garantie」による有機認証も受けています。勝手にBioビールを名乗っているのではなく、きちんと外部機関による認証もあるのですね。
さらに、水にもこだわりが。醸造所にも近いシュタイアーマルク州北部にある自社の湧水保護地域から、醸造水を使用しています。アルプスの自然の恩恵を受けるオーストリアのメーカーならではのこだわりです。ちなみにオーストリアのほとんどの地域で水道水が飲めるのですが、その水道水もアルプスから流れ出たものです。
ちなみに、おいしく飲める温度は約6~8度とのこと。アルコール度数は5%を切って4.8%です。
早速飲んでみます。
色は黄色というよりも、透明だけれど深みのある黄金色。
味わいはかなりあっさりとしていて、とてもさわやか!日本でよく飲んでいるラガータイプだとは思うのですが、それよりもクセや苦味が残りにくく、心地よく飲みやすい味わいだと思いました。
Bioビールだからなんだか物足りない、おいしくないという感覚はありません。
どのようなシーンや食事にもあうとは思うのですが、個人的には休日の昼飲みや暑い日にリラックスしながら飲みたいなあと思います。
若干、5%の日本のビールよりもアルコール度数が低めなのも影響しているかもしれません。
通常の緑のパッケージからしっかりした飲み応えのボック、レモン果汁の入ったラードラーやノンアルコールなどさまざまな種類を取り扱うGösserビール。
ひととおり味わったら、Bioビールも飲んでみてはいかがでしょうか。