現在は、さまざまな会社がそれぞれの独自性を反映したビールを出しています。
北海道麦酒酒造株式会社の打ち出す「メロンエール」もそのうちのひとつです。
メロンエールを打ち出している「北海道麦酒酒造株式会社」は、北海道の小樽にある会社です。酒造メーカーとしての歴史はそれほど古くはなく、平成14年の2月に設立されています。
地元の食材を使った商品開発が有名で、特に果物に関しては「生産者のことをきちんと把握できる材料」を使うことにこだわっています。また、「自社でしか作れない飲み物を」という考え方のもと、さまざまな商品を開発しています。
「北海道麦酒酒造株式会社」という会社名から、「ビールだけの会社だ」と思う人もいるかもしれません。
しかし実際には、北海道の果物をふんだんに使ったチューハイやハイボールも打ち出しています。
そんな北海道麦酒酒造株式会社が打ち出している、「フルーツ×ビール」の商品ラインアップとして、「フルーツビール」があります。北海道麦酒酒造株式会社のフルーツビールは非常に豊富で、
・洋ナシ(ブランデーワイン種)を使ったもの
・レモンを使ったもの
・リンゴとはちみつを使ったもの
・ブルーベリーやチェリーなどを使ったもの
・白ブドウ(ナイアガラ)を使ったもの
・桃(これは山梨産)を使ったもの
・メロンを使ったもの
と、2020年現在、7種類ものフルーツビールを展開しています。
今回はそのなかから、「メロンエール」をピックアップします。
濃厚なメロンの香りが非常に特徴的な「メロンエール」
メロンエールは、北海道の赤肉メロンを使って作られたフルーティーなフルーツビールです。
非常に芳醇で濃厚なメロンの香りが前面に出てくるものであり、メロンの香りが支配的です。
「ややビターなメロンジュース」と評する人もいて、ビール感は探さないと出てきません。しかし後味に、ホップの香りが感じられ、これがやや後を引きます。
飲み口は甘く、ビールが明確に「苦手」な人であっても飲むことができます。また、最後に舌に残るのはビールの辛みであるため、「甘さがべたつく」「果実感が重い」と感じることもないでしょう。
ビールではありますが、食事の最中に楽しむ……というよりは、食前酒としての使い方の方がよいでしょう。また、華やかで楽しいビールなので、ホームパーティーのときなどに出しても盛り上がると思われます。
女性でも飲みやすいビールなので、この点もうれしいポイントです。