ワインや日本酒などは非常に多くの種類のあるお酒のカテゴリーです。しかし「ビール」もまた、同じように非常に数多くの商品が打ち出されているカテゴリーでもあります。特に、「最初の一杯は絶対にビールと決めている」「ビールはどんな料理であっても相性がよい」と支持する人の声は多いものです。
さまざまなビールがさまざまな特色を打ち出していますし、またいろいろな国がさまざまなビールを開発しています。
今回は、デンマーク王室御用達の「BEAR BEER(ベア・ビール)」について取り上げます。
目次
BEAR BEER(ベア・ビール)の歴史と背景
BEAR BEER(ベア・ビール)は、ヨーロッパ生まれのビールです。1974年にこの世に生み出され、ヨーロッパ全域に広がっていきました。
BEAR BEER(ベア・ビール)のもっとも大きな特徴のうちのひとつは、その愛らしい缶のデザインだといえます。クマがどん、と居座っている缶のデザインは、「かわいい」と人気が高いものです。ただこのクマは、単純にかわいさだけを狙って描かれたものではありませんでした。
ヨーロッパにおいてもほかの国においても、「北極星」は特別な意味を持ちます。人々の夢の対象であり、また人々の道しるべでもありました。この北極星は、こぐま座のなかに存在します。BEAR BEER(ベア・ビール)は、「北極星のように、ヨーロッパにおいて勢力をふるえる存在感のあるビールであるように」と願って、北極星をいだくこぐまを缶のデザインに据えたのです。
BEAR BEER(ベア・ビール)を生み出したのは、「HARBO社」という会社です。デンマーク・ドイツ・エストニアで、ビールを生産しています。この会社の歴史はかなり古く、1883年に建てられています。
BEAR BEER(ベア・ビール)は、しばしば「デンマーク発のビールだ」と言われます。これには、デンマーク王家が密接に関わっています。BEAR BEER(ベア・ビール)は、デンマーク王室に納品し続けているビールなのです。そのため、デンマーク王室御用達の許可証が発行されています。この許可証は、王室に最低10年以上物を納めなければもらえないものです。BEAR BEER(ベア・ビール)を開発している会社は、今から10年以上前にこの称号を受けています。
BEAR BEER(ベア・ビール)は、「麦芽」「ホップ」「水」の3要素において、決して妥協せずに作り上げられたものです。麦芽はドイツのメクレンブルク、水も同箇所、そしてホップもドイツ南部からとられたものを使って作られています。
BEAR BEER DARK WHAEAT(ベア・ビール ダークウィート)の味わい
小ぐまを印刷したBEAR BEERには2種類あります。BEAR BEER WHAEAT(ベア・ビールウィート)と、BEAR BEER DARK WHAEAT(ベア・ビール ダークウィート)です。前者は白ビールに分類されるもので、後者はデュンケル(褐色色のダークビール)に分類されています。
あまり色は濃くなく、穀物の香りを強く感じさせるものです。苦みはほとんどなく、癖がないのが特徴です。また、泡が非常にクリーミーであり、飲み心地もまったりとした穏やかな味わいに仕上がっています。なかに、カラメルにも似た甘い香りを感じる人もいるでしょう。
非常に優しい味わいに仕上がっているのが、BEAR BEER DARK WHAEAT(ベア・ビール ダークウィート)の特徴です。癖がないのが特徴ですが、クラフトビールに慣れているとやや物足りなさを感じるかもしれません。コクはあるものの、キレにしろコクにしろ、日本のクラフトビールの方が強く感じます。
優しいビールを飲みたい人向きです。
http://bearbeer-japan.com/