旅先で味わうお酒とご当地グルメは格別。日本でなかなか出会えないお酒ならなおのこと…
今回は、クロアチアの首都・ザグレブで出会ったご当地ビールとグルメを紹介します。
目次
Ožujsko(オジュイスコ)ビール
Ožujsko(オジュイスコ)ビールは、ザグレブで醸造されたまさにご当地ビール!
金色・赤のラベルと緑色のボトル、そして「1892」の刻印。
なんだかクラシックなデザインの見た目
スーパーでは缶でも販売されています。グレープフルーツやカシスなど、低アルコールのフルーツビール版もよく見かけました。
手に取りやすく、ザグレブでも親しまれているビールの銘柄です。
(うまく注ぐことができず泡だらけ)
ちゃんとしたレストランで注文すれば、グラスももちろんOžujsko。
ラガービールの黄金色に期待が高まります…!
アルコール度数は5%と日本の一般的なビールと一緒ですね。
ラガービールの苦味があるものの、軽やかで重さはあまりありません。さわやかさとまろやかさのバランスがとれていておいしく飲めそうです。変なクセも感じず、料理との相性がよさそうでさらに期待が高まります。
仕方がないことですが、大きな揚げ物料理の調理はやはり時間がかかるもの。
注文した料理よりも先に付け合わせのパンが届いたので、スマホでOžujskoビールについて検索。
Ožujskoはクロアチア語で「3月」という意味の単語が語源になっています。昔は3月に生産するビールが一年の中で最もおいしかったという話からきている名前だそうです。しかも天然の原料だけを使っているとのこと。
今では1年じゅう高いクオリティの保たれたビールが飲めますが、そのような話を聞くとなんだか感慨深くなってしまいませんか。120年という歴史があるのもうなずけます。
さて、ビールと一緒に注文していたのがこちら。「ザグレブ風カツレツ」と呼ばれている名物グルメです。
ウィーンやキーウなどご当地カツレツのある街はさまざまあれど、ザグレブのカツレツは中身が違う。薄く伸ばした肉に、ハムとチーズをさらに巻いて揚げたカツレツです。
作りたてはチーズが中から出てきて絶品!ソースやドレッシングなしでもしっかり味が感じられます。
大きすぎてこのよくわからない画角でないと、ビールと一緒に写真におさまりきりませんでした。
女性の小さな手を重ねてももちろんはみ出る大きさです。おいしくて脂っこいですが、ビールのさわやかさが中和?してくれてどんどん食べられてしまいます。
多すぎるかな?と思いましたが、ビールもカツレツも完食しました。
ザグレブ風カツレツとOžujskoビール、現地で満喫するなら?
ザグレブ風カツレツとOžujskoビール、ザグレブの味を楽しむなら「Gostionica Purger」というレストランがおすすめです。某ガイドブックでも紹介されている有名店。
看板からOžujskoビールを取り扱っていることがすぐにわかります。
注文したザグレブ風カツレツはとってもボリューミー。しかも付け合わせのパンは追加料金なしでサーブされました。ひとり旅なのでしかたないものの、できれば他の料理も頼んでシェアしあいたいところです。
もちろんカツレツ以外のメニューも種類豊富。あらゆるクロアチア料理に出会えます。
Ožujskoビールを日本で飲むのはなかなか難しく、通販で手に入っても日本のビールよりも高い値段になるはずです。
クロアチアの首都ザグレブまで行けば、レストランでもスーパーでも気軽に出会えるビールなので、ぜひザグレブを旅するときには忘れずにチェックしてみてください。がっつりとしたクロアチア名物とのペアリングも!