ドイツ西部の街・ケルンの名物といえば、やはりケルシュ!
ケルシュはケルンの伝統的な製法で作られたビールで、1986年のケルシュ協定に調印した醸造所のビールのみが名乗ることができます。
ケルンを訪れた際にはぜひ楽しんでほしい!
ケルンで味わう本場のケルシュと、おすすめのお店を紹介します。
目次
ケルンで自慢のケルシュビール!
早速、現地のレストランでケルシュを注文してみました!
現地のレストランでは、専用の細長いグラス(200ml)に注がれます。
大きなビアジョッキよりもおしゃれでスタイリッシュです。
1杯飲み終わったら、新しいビールがおかもちのような専用トレイで運ばれてきます。グラスが空になったのを見て、ウェイターが新しいビールと取り換えてくれるのが特徴です。
お代わりがいらなくなったら、コースターでグラスにフタを。フタをするタイミングが悪いとどんどんビールがやってくるので、飲み過ぎには気をつけましょう。
味わいは苦味が少なく、透明感のある印象を受けました。
コクやうまみよりも、さわやかさのほうが強いです。泡もクリーミー!
どんどん飲めてしまうのも分かる気がします。
ケルシュとともに、ドイツ名物のカリーヴルストをシェア。
ジューシーなソーセージとポテトをケルシュですっきりとさせながら味わいました。
どんどんケルシュがなくなっていきます。やはりソーセージはドイツビールの最高のおともです。
ケルシュは飲んだ杯数だけ、ウェイターがコースターに線を引いていくスタイルです。
飲み過ぎて何杯飲んだかわからなくなっても安心です。
日本では正の字ですが、ドイツなど諸外国ではこの方式で線を引きます。
お会計のときに数えてみると、2人で9本分引いてありました。
約1800ml。2人とはいえよく飲んだなあという感想です。
炭酸と苦味がひかえめだから、どんどん飲めるのかもしれません。
どの店で飲んでも1杯2ユーロ前後なのが嬉しいポイントです。
おすすめ店「ブラウハウス・シオン」
ケルシュを取り扱うレストランはさまざまありますが、今回立ち寄ったのは有名な老舗「ブラウハウス・シオン(Brauhaus Sion)」。ガイドブックでもよく紹介されています。
ケルン大聖堂や中央駅から徒歩圏内で、観光の途中にも立ち寄りやすい立地です。
席につくとまずビールを持ってくるかと聞かれるので、必要のない場合は断っておきましょう。
ビールだけでなくドイツワインやソフトドリンクも取り扱いがあります。
ここのケルシュは自家製で、14世紀からの長い歴史を持ちます。
グラスにはお店のロゴがあしわれています。
ケルシュは辛口ながらすっきりとした飲み心地で、ビール好きも満足する味わいでした。
ビールのおともにはカリーヴルストを選びましたが、スープ類も絶品です。
白アスパラのスープとグヤーシュスープは、ケルシュをしこたま飲んだ胃袋にしみわたりました。やさしい味わいながら具だくさんで満足感があります。
ケルシュだけでなく、ドイツの味を楽しみたい人におすすめです!