ベルギービールを堪能しにベルギーを訪れたなら、水の都「ブルージュ」も立ち寄ってほしい。
ブルージュ名物の「Brugse Zot(ブルッグスゾット)」ビールをぜひ、この地で味わってほしいからです。
目次
Brugse Zotとは?
Brugse Zotとは、ブルージュにある「De Halve Maan」で醸造されている名物ビールのこと。
名前の意味は「ブルージュのバカ」とブルージュの人々をバカにする意味で、昔人々が精神病院の設立資金を集めるため、当時のブルゴーニュ公だったマクシミリアン1世のまえでふざけたパレードをしたところ「ブルージュはバカばかり」と言ったという出来事からきています。
その後、その名前が「De Halve Maan」のビールに名付けられたのでした。
Brugse Zotのお味は?
由来の説明はこのくらいにして、私が購入したBrugse Zot Blondビールを紹介します。
ほかにも黒くて重めのDubbelビール、季節限定のBokビール、度数わずか0.4%のSportなど種類がありますが、一番オーソドックスなのがこのBlondビールです。度数は6%。
ゴールデンなラベルに、ゆかいなオリジナルキャラクター。
色合いは透明で黄色よりも黄土色に近い。
フルーティーさよりもほんのりスパイシーさの際立つ香りです。
気になる味わいは、日本のラガービールとは質が違うような苦味がありました。
一瞬強く苦味が主張するも、長く残るのではなくすぐに消えます。
酸味もほんのり感じられました。
炭酸は日本のビールよりも弱めです。
飲み応えも意外としっかりしていました。
家庭的なカレーにあわせてもおいしく味わえました。
「De Halve Maan」の醸造所へ行ってみよう
ちなみにブルージュ中心部には、「De Halve Maan」の醸造所とショップ、ブラッセリ―があります。
醸造所の地下にはなんと醸造されたビールが通るパイプラインが作られています。入り口の足元には、透明な窓があってパイプが通るのがわかります。このパイプを通してビールを郊外の瓶詰工場に運んでいるとのこと。
醸造所ではガイド付き見学ツアー(日本語なし)も開催されていて、ビール好きにはたまらないはず。試飲付きチケットを買えばなおのこと。
時間があれば醸造所の見学ツアーや試飲はもちろんのこと、併設ブラッセリ―でゆっくりZotビールを味わってほしいです。
Zotビールは首都ブリュッセル等ベルギー各地のスーパーに取り扱いがあり、日本でもネット通販などで手に入ることがありますが、タップで生ビールが飲めるのは現地だからこそです。
見学ツアーやお食事を楽しむ時間はなかったものの、せっかくなので醸造所併設のショップを訪れて購入。スーパーだとブロンド以外の種類がないことも多いですが、ここならフレーバーが全種類揃っているうえ、お得なセットやオリジナルのグッズの販売もあって楽しいと思います。
私もブロンドのBrugse Zotに加え、コースターのセットを購入しました。もしお土産にするなら、一緒に渡すときっと喜ばれるはずです。
ブルージュの生んだBrugse Zotを、ぜひ現地で購入してみてください!