皆さんは日本でよく飲まれる生ビールがどこ発祥のものかご存じですか?

ビールには数多くのスタイルがありますが、飲み会で「最初の一杯」として飲まれるスタイルはピルスナー。これはチェコの都市「ピルゼン」が由来となっています。
チェコ自体、古くからビールの産地として知られ、良質な湧き水が出ることや大麦とホップの名産地として有名です。人気の観光地として有名な首都のプラハには、ピルスナー・ウルケルをはじめとした人気のビールが飲めるビアバーが多数あります。

そこで今回はプラハで美味しいビールが飲めるスポットをご紹介!
これを飲めば、プラハでビールが飲める店には困りません。
目次
Pilsner Urquell Experience
まず、ご紹介するのはピルスナー・ウルケル・エクスペリエンス。こちらはピルスナー・ウルケルの歴史が展示されているミュージアムですが、2階とグラウンドフロアではピルスナー・ウルケルを飲むことができます。

2階は展示コースの見学者のみ利用ができますが、見学者はなんとピルスナー・ウルケルを2杯まで無料で飲むことができます。中央のカウンターではビールが注がれ、ほかの見学者と同じテーブルを囲みながら至福のひとときを味わえます。

グラウンドフロアは誰でも入れる飲食店になっていて、11:00〜22:00まで営業。ビール以外のフードメニューも豊富に有り、ローストチキンやカツレツなどが売られています。
また、ここはプラハの中心である旧市街広場から近く、さらには地下鉄の○○駅直結ですのでアクセスも抜群です。
U Kalicha(ウ カリファ)
プラハ中央駅から地下鉄で南に2駅の場所にある昔ながらのビアホール。

この店はフランツ・カフカと並ぶチェコを代表する作家ヤロスラフ・ハシェクが通い詰めていたそうです。入口には彼の代表作「兵士シュヴェイク」の挿絵が存在します。

店内の様子
普段は20時頃から楽団の演奏が響いていますが、私は日曜日に行ったため店内は閑散。ドイツ人にその傾向が強いと聞いたことがありますが、ヨーロッパの人は休日に出歩くことが少なく、家にいることが多いそうです。その影響だと思っています。
おすすめのメニューはピルスナー・ウルケル!

潤沢な泡と液のコントラストが美しい。この街で飲むビールはなんと美味しいのでしょう。
苦さや爽快さだけでは表現しきれない、ビールの本場の空気を感じながら夜は更けていくのでした。
U Medvídků(ウ メドヴィク)
ブドヴァイゼルはピルスナー・ウルケルと双璧を成すチェコの代表的なビールです。
チェコ南部のチェスケー・ブジェヨヴィツェ市内で作られているビールですが、プラハでもブドヴァイゼルを堪能できる店があります。そのお店の名前は、ウ メドヴィクです。
ホテルが併設された店内を右へと進めば、200人収容のビアホール。


ここで出てくるビールは本場のBudweiser Budvar。

取っ手のついたビールグラスに注がれて提供されます。
味はホップの上品さが際立つ、ほどよい苦さ。パンやバターの香りもほのかにするため、肉料理との相性が非常に良いです。

チェコ風のシュニッツェル(カツレツ)
本場の肉料理を添えて味わいましょう。
私はチェコ風のシュニッツェルを注文してみました。
サクサクの衣がとても美味しく、ビールとの相性は抜群でした。
Pivovar Strahov(ストラホフ修道院)
最後に紹介するのはストラホフ修道院。
修道院はビールと無縁の堅苦しく、厳しい修行の場というイメージがあるかもしれません。
ですが、中世の修道院では盛んにビールが飲まれており、断食期間中に栄養分を補給する目的のもと、ビールが醸造されていました。実際、ヨーロッパでは、有名なビールの銘柄も元々は修道院というところも多いです。

修道院の歴史はビールの歴史と言っても過言ではありません。
プラハの修道院といえば、ストラホフ修道院。世界遺産の人気観光地、プラハ城から西に10分歩いたところにあり、ここでは中世の1400年頃からビールを醸造しています。

今でもビールを醸造していて、併設のビアホールでは常時3種類のビール(アンバー・ラガーとダーク・ラガー、IPA)を提供しています。

アンバー・ラガーを注文
また、季節限定の商品もあります。
下記の写真はHazy IPAです。

修道院の長い歴史をビールとともに感じてみては。
まとめ
ここまで、プラハでおすすめの酒場を紹介してきました。
ピルスナー・ウルケルなどの有名な銘柄は大抵のプラハの酒場で売られており、どこでも飲めるかも知れません。

ただ、今回紹介した場所はどれもかなり有名なビールのお店。
皆さんもプラハを訪れた際にはぜひ、お立ち寄りください。
きっと、チェコの本場のビールを最大限楽しむことができます。
