さて、今回から始まりました『【連載企画】J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格取得への道 2017』。
投稿者ならびに実際に資格試験に向けて日々勉強中の丸井りんごです。
どうして「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」資格を取得しようと思ったのか、第1回の今回はその経緯や、そもそも「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」とは何ぞやという説明から入りたいと思います。
目次
どうして「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」を取得しようと思ったのか?
2017年1月某日。
友人たちと飲んでる時のこと。
「何か目標の一つでも欲しいよね。」、「生活にメリハリがあるといいよね。」、「彼氏が欲しい。(切実)」、「痩せたい。(切望)」
いつものようにそんなこと他愛もないことを話していました。
こう独身を続けていると、毎日のルーティンに多少なりとも飽きというか、物足りなさを感じてしまいます。
目標か…。そういえば、この前『野菜ソムリエ』の資格を取ったなんて話を聞いたな。この世界、色々な資格があるものだ。
資格 ソムリエ 資格 ソムリエ 資格 ソムリエ……
「ソムリエ 資格」!?
酒飲みであれば一度は聞き馴染みのある言葉。
「このワインは20年物のシャトーマルゴーね。素敵なワインだわ。」
「このワインはフランス、いや、イタリア産かしら。こちらはアメリカ産ね。」
そんな間違った妄想が捗ります。
とは言っても、ワインはそこまで飲んだことがなく、種類と言っても「白ワイン」「赤ワイン」「スパークリングワイン」の違いぐらいしか分からない。
資格には興味がある、でも、どうしたらいいか分からない。
いや、その前に「ソムリエ資格」って何?どうやったら取れるの?
「J.S.A. ワインエキスパート・ソムリエ資格」とは
J.S.A. ソムリエ
ソムリエとは飲食、ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルを言う。
ソムリエの役割は、飲食店もしくはワイン・酒類・飲料を販売する施設におけるそれらの提供、ならびに商品の適切な紹介とサービスを中心に、啓蒙・普及・研究・教育を目的とした専門的なアドバイスや清潔で衛生的な食事環境の維持など広範に及ぶ。
ソムリエの資格はここで言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対して、然るべき機関(我が国においてはJ.S.A.)により認定される。
※通称として既に様々な「○○○ソムリエ」として使用されているが、職業分類において正式な呼称ではない。J.S.A. ワインエキスパート
ワインエキスパートとはワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。
プロフェッショナルな資格ではないので職業は問わず、むしろ愛好家が主な対象となる。
我が国においてはJ.S.A.が、ここで 言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対してワインエキスパートの資格を認定している。一般社団法人日本ソムリエ協会 「呼称資格認定試験」ページより。
https://www.sommelier.jp/exam/
う、うん…。
ソムリエ資格の方が専門的でプロフェッショナル、ワインエキスパート資格は愛好家寄りということなのかな。言葉だけだと、どれくらい違いがあるのかいまいちピンときません。
そして、よくよくサイトを見てみると、ソムリエの受験資格に、
- アルコール飲料を提供する飲食サービス
- ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
- アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
以上の職務を一般の方は通算3年以上経験し、第一次試験日においても従事している方(J.S.A. 会員は2年)
と記載されており、どうやら私は受験する前からソムリエ資格は取得出来ないとのこと。
ちょっと心が折れかかるも、ワインエキスパート資格は職種、経験は不問らしい。よし、希望が出てきた。
ちなみに去年の合格率はどんなものかと見たら、ワインエキスパートで38.2%、ソムリエにいたっては29%。
再度、心が折れかかる。いや、ちょっと折れた。
これは無理だな。諦めて飲みにでも繰り出すか。
やはり私の人生にはワインなんて高尚な飲み物は必要なかった。ビール、ハイボール、そしてウーロンハイがあればいいのよ。
なんて思いかけましたが、ワインスクールなんて素敵なものがあるみたい。
ネットで調べると都内にはいくつかのワインスクールがあり、金額や受講時間などそれぞれ変わります。
どこも無料体験を行っていて、その中から気になるスクールの無料体験を予約。
ワインスクール無料体験へ
授業はどんな感じなのか?
どんな人がスクールに来ているのだろうか?
そもそもスクールに行って試験が受かるの?
期待よりも不安の方が大きいまま無料体験へ。
さすが、ワインスクール。落ち着いた雰囲気の方が多い。
受講料10万円以上は伊達じゃない。
緊張した面持ちのままスクールの説明が始まります。
資格についてや授業内容について一通り説明が終わった後、テイスティングの模擬授業へと続きます。
テイスティンググラスに入ったワインが数種類出てくるのですが、私には白ワインと赤ワインというくらいしか区別がつかない。
外観の見方、香りの嗅ぎ方、口に含んで味わいの取り方を学んでいきます。
講師の方の説明を聞きながら一緒にテイスティングをしていると、何となくそれぞれの違いが分かったような気がしてきます。実に不思議だ。
明日からドヤ顔でテイスティングのにわか知識をひけらかしていこうなんて思っていたら、無料体験会は終了。
スクールどうしようかな。金額もそこそこ高いし、そもそも授業についていけるの?
正直、言ってることの半分も理解出来てなかった気がする。
なんて考えながら帰り道を歩こうとしていると、後ろから「あの、ちょっと」と声をかけられます。
考え事をしながらだったので声をかけられた瞬間、変な声が出ました。キャッなんて可愛いらしい声ではなく、どちらかというとおじさんみたいな低い声が。
振り返ると先ほど同じ無料体験を受けていた素敵な男性ではないですか。
そんな急に声をかけられてもナンパとかちょっと困るし、そもそもさっき会ったばかりなのに声をかけられてホイホイ付いていくような軽い女じゃないけど、でも、どうしてもっていうならご飯ぐらいなら行ってもよろしくてよ、
という感じで、振り返ってわずか0.5秒くらいで妄想が広がる私に、「教室に置き忘れてましたよ。」とハンカチを差し出してくる男性。
「あ、ありがとうございます。」
顔から火が出そう、というより業火が出ている、色々な意味で恥ずかしい私の前から「それじゃ」と笑顔で去っていく男性。
私、決めた!この男性と一緒にワインスクールに通って、資格に合格するんだ。
そして、授業を進めて行く中、ちょっとハーフっぽい推定身長178cm、笑顔が素敵な眼鏡の細見イケメン男性と親睦を深め、いずれは都内にマンションをもって子供は男の子と女の子の二人、……ぐふふふふ。
乾いた心と身体に潤いを与えられたちょろい私は、邪な考えのままワインスクールへの受講を決心するのであった。
さて、これからどうなることやら幸先不安なまま、J.S.A. ワインアドバイザー・ソムリエ資格取得への道は始まるのである。