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酒米の王様と呼ばれる山田錦
日本酒好きで無くとも酒好きの方であれば一度は見聞きしているであろう。
五百万石や美山錦などの酒米をおさえてのダントツ第一位の生産量を誇るそれは南は九州から北は関信越、そして温暖化、技術向上により東北地域でも生産されるようになりました。
平成27年度の生産量3万7000tの内、2万2000t弱を兵庫県が生産している。
別格の存在「特A山田錦」
この兵庫県の中で六甲山の裏側から三木市、加東市に至る、いわゆる北播磨地域で生産されたものが山田錦の中でも昔から良質とされ、この生産地は「特A地区」として別格に扱われている。
具体的には
1. 【現】三木市吉川町(みきし よかわちょう)、【旧】美嚢郡(みのうぐん)
2. 【現】加東市東条町(かとうし とうじょうちょう)、【旧】加東郡
3. 【現】加東市社町(かとうし やしろちょう)、【旧】加東郡
キング オブ 特A山田錦は?
人の探求心は永遠だ。ではこの特A地区の中のナンバーワンはどこなのか?
土壌分析、気候分析の結果、理想の地は2.加東市東条町秋津にて発見。
「山田錦(秋津米)」の文字を見かけたら希少ですので是非飲んでみてください。
「山田錦(秋津米)」を使用したお酒は何があるのか?
ここでは参考に兵庫県加東市秋津産、特A地区のA山田錦 特上米(超優良地区)を使用した日本酒を紹介します。
龍力(たつりき) 純米大吟醸 米のささやき「秋津」
究極の日本酒を創ろうというコンセプトの下、製造した純米大吟醸です。
造りの究極、磨きの究極、などいろいろありますが、蔵元の想いは、お米の究極を追い求めました。
高品質の山田錦が栽培される地は、兵庫県特A地区ですが、その中でも一番理想的な地がどこかにあるはずだと感じ、土壌分析、気候分析の結果、一番理想的な地を加東市秋津(片嶋氏、都倉氏所有田)にて発見。
その地で、自然に一番近い栽培法「への字型栽培」「稲木掛け」「有機肥料」で栽培していただき、今では当り前に感じる全量買い取りの契約栽培の調印を行い、その山田錦特上米を【秋津米】と呼び、【純米大吟醸 秋津】の仕込みに使用しております。
720mlで定価が15,000円と非常に高価な日本酒ですが、特別な日に一度は飲んでみてはいかがでしょうか?
【オススメ】龍力 純米大吟醸 米のささやき「秋津」 720ml
参考文献
酒米の王様「山田錦」 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/features/h00113/