あまりの人気ぶりに、一度は品薄状態~出荷停止状態になってしまった「檸檬堂シリーズ」は缶チューハイ(レモン)に新たな風を吹き込みました。
今回はそんな檸檬堂シリーズのなかから、「鬼レモン」を取り上げます。
目次
レモン1.5個分の果汁と9パーセントの度数を誇る「鬼レモン」
「鬼レモン」は、檸檬堂が打ち出すチューハイのなかでもっとも度数が高く、もっとも果汁の割合が多いチューハイです。
鬼レモンに含まれているレモンは、なんと1.5個分もあります。レモン果汁の割合は実に17パーセントにも及び、非常に多くのレモン果汁が配合されていることがわかります。これは、同檸檬堂シリーズの「はちみつレモン」「塩レモン」のなんと2.4倍以上の数字です(はちみつレモンと塩レモンは、レモン果汁7パーセント)。
また、アルコール度数も高く、9パーセントとなっています。「アルコール度数9パーセント」は、いわゆる「ストロング系」に分類されるものであり、チューハイとしてはとても高い数字です。
もともと檸檬堂では、「それぞれの好みに合わせて、度数も選び分けられるように」という理念でチューハイを開発してきました。その意味では、この「鬼レモン」は、強いアルコールが好きな人向けに開発された商品だといえるでしょう。
度数は高いが甘さは意外とある!9パーセントとは思えない飲みやすさ
鬼レモンは酸味が強く、レモンの香りがしっかりと出ているお酒です。9パーセントの割には甘味がかなり強く出ています。
また、飲み口が非常に軽く、この度数のお酒であるとは思えないほどの飲みやすさを誇ります。意外と「ガツンとくる感」は少なく、「アルコール度数の高さを楽しむこと」よりも「レモンの風味を楽しむこと」に比重が置かれているように感じます。
定番レモンに比べると、レモンの風味がより強く出ます。1.5個分のレモンの香りが、アルコールに紛れることなく、しっかりと主張します。
甘みはあるもののすっきりとした風味に仕上がっており、キレがよく、飲みやすいのも特徴です。「度数の高いお酒は、アルコール分だけが際立っている」と不満に思ったことのある人にも良いでしょう。
ただし、飲みやすいがゆえに「飲みすぎ」になってしまいやすいお酒でもあります。これ1本で純アルコール量で25.2グラムをとることになります。これは「1日の適量」と言われる量を超える数値なので、毎日飲むことはおすすめできません。