こんにちは。今回は新潟酒旅のメインイベント「日本酒飲み放題」の様子をご紹介します。こちらのお店は前回2月にも訪れたのですが、お酒の種類の豊富さとお料理のクオリティに驚き、絶対にまた来店したいと思っていた名店です。
今回も期待を上回る最高の体験をすることができましたので、お店の様子をレポートしていきます。皆さまも新潟に行きたくなること間違いなしのお店ですので、今回もよろしくお願いします。
目次
美酒佳肴よんよんで日本酒飲み放題!ラインナップは?システムは?
お待ちかねの夕食のお店は「美酒佳肴よんよん」で、新潟駅から徒歩5分と好立地にあります。ここが素晴らしいのは、種類が非常に豊富な60分のお酒飲み放題が1800円(税込)で楽しめる事です。
新潟地酒、オーナー厳選の県外酒がなんと50種以上も飲み放題。地酒のほかには、果実酒や甘酒などを取り揃えており、飲み放題の日本酒は店内のショーケースからセルフサービスで選べるシステムです。
店内は新潟県内のお酒のラベルや前掛けが飾ってあり、お酒好きにはたまらない日本酒100%な空間です。天井も高く開放感があり、天井から吊るされた照明が日本酒の瓶になっているのもオシャレで良い雰囲気です。
 

さて、酒飲みにとって最も気になるのが飲み放題の日本酒のランナップです。さっそくチェックすると、こんなに色々な種類のお酒が…!
確かに50種類ありそうです。まだ暑いので夏酒が多いですが、ひやおろしも数本あります。
ひやおろしとは、夏の間涼しい蔵で熟成させた後、秋になって外気温が下がり、「ひや」(常温)の状態で大桶から瓶に「おろし」て出荷する秋を代表する日本酒です。
日本酒はその季節にしか出会えないお酒が多数なので、前回冬に訪れた際とはラインナップが全く別物になっていました。さっそく新しいお酒にチャレンジしていきます!

早く飲みたい気持ちを落ちつかせて、まずは飲み放題のシステムとメニューをご紹介します。こちらの飲み放題は1時間制ですが、開始から1時間後がラストオーダーなので、その後も席でゆっくり飲んで食べてもOKなのが嬉しいポイントです。さすがに1時間経った後にお酒を注いだら延長になるので、ご注文ください。
ただ、延長は1時間1,100円とお手頃価格なので、ゆっくり日本酒を満喫したい方は最初から2時間想定で飲んでいくのもアリです。
また、メニューは日本酒以外も豊富で、ビール、果実酒、日本酒・米焼酎ベースのカクテル、酎ハイにソフトドリンクまであるので、日本酒がたくさん飲めない方でも充分楽しめるラインナップになっています。特にビールや果実酒、カクテルは新潟産のお酒なのも嬉しいですね。
お食事はお任せコースを注文するか、1人2品以上注文するルールになっています。今回は2人で訪れたので4品を頼むことにしました。
 
こちらがお食事のメニューです。お食事の品数も多くて悩みます…
せっかく新潟に来たので新鮮なお魚は外せませんし、炙り〆鯖や新サンマの塩焼き、お野菜も桃の丸ごとカプレーゼ、いちじくとゴーダチーズのサラダという少し変わったメニューも気になります。
日本酒に合いそうなイカの塩辛、イカ肝ルイベ醤油漬け、すじこの酒びたしなどなど…胃袋があと2,3個欲しくなるような素敵すぎるラインナップです。早く飲みたい気持ちを抑えつつ冷静になって脳内シュミレーションし、全体のバランスや日本酒とのマッチングを考えてなんとか4点に絞りました。

最後の食卓は絶対コレ!日本酒が進みすぎる肴天国誕生!
まずはお通しがやってきました。お通し代は500円ですが、お値段以上にボリュームがある「すき焼き風煮込み」です。お肉もしっかり入っていてこれだけでもボリューム満点、お腹がいっぱいになりそうな一品です。
 
まず1品目に選んだのは「お刺身盛り合わせ」1人前900円です。なんて綺麗なのでしょう…マグロやサーモン、ブリ、タコの他3種類程度の白身も盛り合わせられており、こちらもボリューム満点で1人前を分けて食べるので十分な量がありました。これは日本酒に合うこと間違いなしです。
 
野菜も少しは食べなくてはと注文したのが「十全なす漬け」390円です。
初めて食べたのですが、十全茄子の浅漬けは新潟の夏の定番のようです。栽培の難しさから収穫量が少なく、その美味しさゆえにほとんどが県内で消費されてしまうので、県外の人は見る機会さえ中々ない「幻の茄子漬け」とも呼ばれているのだとか。
その土地でしか食べられないメニューは旅行者には嬉しいですね!噛むととてもジューシーで茄子の旨みとお出汁が口いっぱいに広がり暑い夏にピッタリのお味です。通販でも購入できるようですが3,000〜4,000円はするので、390円いただけるのは破格です!
 
続いては「イカ肝ルイベ醤油漬け」550円です。ルイベと聞くと北海道に伝わる鮭といくらの醤油漬けの珍味が有名ですよね。アイヌ語で「ル(溶ける)」と「イベ(食べ物)」を組み合わせた「ルイベ」が語源だそうです。
そんな「ルイベ」という調理法をイカの肝に適用した珍味です。新鮮なイカの肝を塩漬けや醤油漬けにしてから冷凍し、凍ったまま薄切りにして刺身のようにして食べるのが特徴で、イカ本来の濃厚な旨味と独特の食感を楽しむことができます。こんなものお酒に合わないわけがないですよね!
個人的に肝など内臓、珍味が大好物なので、出会えて嬉しい一品です。
こちらも非常に肉厚かつお味がしっかりしているので、少量でもお酒がグイグイ進んでしまいました。
 
最後はまた肝ですが「あん肝ポン酢」700円にしました。
あん肝ポン酢は新潟以外でも食べられるとは理解しつつ、肝好きとしては欠かせないメニューで、こちらも非常に肉厚で食べ応え抜群です。
先ほどのイカ肝ルイベ醤油漬けは味がしっかりしていたので、あん肝ポン酢と合わせて「肝✖️肝」で食べるのも美味しかったですし、お刺身と合わせてみたり…天国のような贅沢な食卓が出来上がりました。
本当に近所にあって欲しいお店です!毎日通いたくなる最高のお食事ばかりです。
「もし地球が滅亡する前or死ぬ前の最後の食卓で何を食べたい物は?」というベタな質問がありますが、私にとっては絶対的にこの食卓です!
最高すぎて、スタート時点からリピート確定しました。
 
50種類もある日本酒から何を選ぶ?何杯飲めるか!?勝負開始!
さて、ついに1時間の日本酒飲み放題勝負がスタートしました。
1杯目は「越後鶴亀 すずみさけ 純米生貯蔵」にしました。
こちら季節に合わせて4種類のパッケージ・味わいがあり、シリーズを通して「軽快で近代的な味」をテーマにしています。軽やかにスイっと喉を通り抜ける洋ナシや南国の果物を思わせる香り、ふっくらとした甘さが心地よく、余韻に残る香りもチャーミングな万能酒です。
こちらは日本酒を飲み慣れていない方にもオススメしたいライトなお酒で、1杯目にもピッタリ。最高なスタートを切ることができました。
 
www.echigotsurukame.com
2杯目は「越の誉 Qn(きゅん)まつり」にしました。
越の誉は創業文化十一年の歴史ある企業です。そんな老舗が販売しているお酒で、思わず「きゅん!」としちゃう!大人気のにゃんこボトシリーズ「Qn(きゅん)」の夏季節限定酒です。
青い浴衣に黄色い帯を締めたなんとも可愛らしいパッケージで、白ブドウや青リンゴを思わせる爽やかな香りとフルーティーな味わいで白ワインのようです。この味は白麹由来のクエン酸由来だとか、甘みと酸味が絶妙なバランスです。
アルコール度数13%と軽やかながらも純米無濾過原酒らしく旨みはしっかりしており、暑い時期にも飲みやすいお酒です。こちらも日本酒を飲み慣れない方にもぜひ試していただきたい一杯でした。
 
www.koshinohomare-shop.com
3杯目は「高千代 純米酒 紫ラベル(新潟限定)」にしました。
看板銘柄の「高千代」は新潟県内限定酒も多く、食事中にお料理との相性を考えられた食中酒タイプです。
基本的には穏やかな吟醸香、スッキリとした辛口タイプになりますが、定番酒の純米シリーズのほか、季節ごとに限定商品が登場します。
酒米は「一本〆」と「美山錦」を使用するこだわりよう。その酒米を、コストや時間がかかると言われる「扁平(へんぺい)精米」にて、全量を自社精米しておられます。
扁平精米では、原形精米よりもさらに効率的にタンパク質を除去できるため、精米歩合が高めでも(あまりお米を削らなくても)雑味の少ない繊細な日本酒が造れるという特徴があります。
 
kajiyanet.com
4杯目は「夏限定 純米酒 風鈴」です。
こちらは今代司酒造の夏酒で、パッケージが涼しげで美しく、名前の通り風鈴のようです。飲んでみると澄んだきれいな味わいで、風鈴の音が聞こえてくるような爽やかな後味が印象的なお酒でした。
「夏限定 純米酒 風鈴」は炭酸水で割っても美味しいようで、日本酒の炭酸割は暑い夏にピッタリな楽しみ方ですね。
夏限定のお酒なので、残念ながら今年分はもう売り切れてしまったようです。やはり日本酒は季節のお酒ですね、今しか出会えない偶然さが嬉しいです。
「今代司酒造」は新潟駅から徒歩圏内にある酒蔵で、1時間ごとに酒蔵見学を行っています。予約も出来て無料なので気軽に立ち寄れるので、こちらもぜひ行ってみてください。
 
www.imayotsukasa.com
5杯目は「越の寒中梅 TypeⅡ 純米酒」にしました。
こちら9月1日に発売されたばかりの新商品で、現代の食に合うように、酸・旨味・香りのバランスを考えた立体的な味わいのニュータイプの純米酒とのこと。
飲んでみると確かにフルーティーかつ爽やかな味わいで、お食事にも合わせやすい程度な旨みが感じられる味わいでした。
新潟のお酒はスッキリ辛口テイストが多い中、そのイメージを覆される飲みやすいお酒です。各社、今までのお酒も残しながらも時代の変化に合わせて味わいを変え、特徴的な新しい酒作りに調整されているのですね。
生き残りのためという側面もあると思うので、個人的にもどんどん新しいお酒にもチャレンジして日本酒文化を盛り上げていきたいです!(飲みたいだけ)
 
https://www.niigata-meijo.com/item_info.asp?itd=130
6杯目は「彌彦 本生酒(吟醸)」です。
こちらは弥彦酒造さんが造るお酒で、生酒ならではのフレッシュな爽快感が魅力でアルコール度数は11%と低アルコールの酒です。爽やかな口当たりで暑い時期にもピッタリな透明感のある味わいが特徴です。淡麗な味わいなので何杯でもスルッと飲めてしまいそうな危険なお酒でした。
 
www.yahikonosake.com
1時間勝負の結果は!?お会計は?
1時間の飲み放題で飲めたお酒は紹介した6杯でした。まだまだ飲みたいお酒が多数だったので、この結果は残念ですが、まだ翌日も酒旅は続くので肝臓を労わるためにもこの程度でヨシとします。
そしてお会計は2人分で下記です。(すべて税込価格)
・飲み放題2名分:3,600円
・お通し2名分:1,000円
・お刺身盛り合わせ:900円
・十全なす漬け:390円
・イカ肝ルイベ醤油漬け:550円
・あん肝ポン酢:700円
合計:7,140円 1名あたり3,570円!
安い!ここまで日本酒とお食事を満喫して1人3,570円は破格です。大阪で同じものを食べて飲んだら5,000円程度するのではないかと思います。
今回も最高のひとときを過ごす事が出来ました。また新潟を訪れた際は絶対に訪れたいお店です。
大満足でお店を出た後、きちんとホテルまで辿り着けるか心配なお酒飲みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ここなら大丈夫です。なんと予約した「アートホテル新潟駅前」は、今回ご紹介した「美酒佳肴よんよん」から徒歩1分という、飲みすぎても安心な超好立地です。
他にも新潟駅周辺にはホテルが多数あるので、飲み放題で飲みすぎてしまっても安心です。飲みすぎ注意ですが、旅行中はついつい飲みすぎてしまいますよね。酒好きとしては仕方がないので立地でカバーするのがオススメです。
実は先ほど紹介した「アートホテル新潟駅前」は新潟駅から直結しているため駅からのアクセスも非常に良いだけでなく、なんと…朝食から日本酒が飲み放題というとんでもないホテルでした!
次回は日本酒飲み放題も楽しめるホテルの朝食、そして翌日の「ワイナリー巡り」についてレポート予定です。またよろしくお願いします。





 
 

 
			

 
																								 
																								 
																								 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
																																		 
                    
           
                    
           
                    
           
                    
           
                    
           
                    
           
                    
           
                    
           
                    
          