10月18日(日)、大阪府高槻市にある壽酒造でフードとお酒のコラボ企画、KURA-FESが開催されました。
壽酒造は、江戸時代末期1822年に創醸し、約200年の歴史をもつ酒蔵で、日本酒だけでなく、焼酎やビールについても手掛けられております。
当蔵では、週末に定期イベントとして蔵の中で國乃長ビール、日本酒及び焼酎を楽しむイベント「クラノミ」が開催されてきました。今回取り上げるKURA-FESは、クラノミのバージョンアップ企画で大阪の飲食店によるフードブースが出店されるイベントになります。
壽酒造の信念は、「料理を引き立たせて華を添える」こと。今回のイベントは、蔵の信念のもと、食とお酒を味わうのにぴったりな企画となります。
目次
イベント当日の壽酒造
イベント当日は見事な秋晴れでした。壽酒造は、阪急富田駅から徒歩約5分のところにあり、住宅街の中、歴史を感じさせる蔵構えをされています。
受付でアルコール消毒、非接触型体温計で検温を済ませます。その上で、國乃長のマスコットでもあるカエルの参加証シールが手渡され、衣服にシールを貼り付けます。
シールは、國乃長マスコットキャラのカエルです。
蔵の中でのイベント開催ですので、すぐ側にお酒を製造するのに用いられる機械類が置かれており、貴重な蔵見学にもなりました。色んなところに御守りやお札が祭られており、お酒造りの成功を祈っているようです。
國乃長のお酒
國乃長の日本酒ブースに行ってみました。
イベントで出されていた主な日本酒は以下のとおりです。
- 本醸造酒
- カエルラベル純米吟醸生原酒
- とんださけ特別純米ヒヤオロシ
- とんださけ特別純米酒
- 國の長大吟醸
- 吟醸生貯蔵酒
この他にも、同蔵で製造されたビールや焼酎も販売されていました。
壽酒造 大阪焼酎 國乃長 [ 焼酎 25度 大阪府 720ml ]
カエルラベル純米吟醸生原酒
國乃長といえばカエルラベル。かわいらしくて思わずラベル買いしてしまった人もいるのではないでしょうか?
お酒は、蔵の敷地内に湧き出る阿武山山系の豊富な井戸水が使われておりますが、このカエルがこの蔵のお酒の源である名水をアピールしているようです。
そんな中、毎年季節限定で出されている「國乃長・壽酒造の数量限定の生原酒カエルラベルシリーズ」。現在販売されているのは、令和1年酒造年度 仕込み16号 純米吟醸生原酒になります。酒米は福井県産の五百万石を使用(精米60%)、純米酒だと重たくなりがちですが、すっきりした口当たりです。お酒のキレの良い中、一口飲んだ後の鼻から抜ける華やかな香りが印象的で、飲み疲れせず食中酒にも最適です。食中酒としての幅も広く、おひたしから魚の塩焼きまで合います。
当蔵の杜氏の富田さんです。
蔵についてお話を伺ってみると、お酒作りに携わる蔵人さんは、住み込みよりも近隣から通われている方がほとんどだそうです。一年のうち、米作りを終えた農家の方がその後酒蔵でお酒作りをされている方もいらっしゃるとのです。まさしく、大阪地元で支えられている蔵なのでしょう。
今年の壽酒造の蔵飲みイベントは10月末で終了し、当蔵は酒造りに入られました。
令和2年醸造のお酒を楽しみに、また来年蔵飲みイベントが開催されることを期待しております。
壽酒造 國乃長 大吟醸 [ 日本酒 大阪府 1800ml ]
[蔵元] 壽酒造ホームページ
https://kuninocho.jp/