フランスで1、2を争う有名なワインの産地ブルゴーニュ。
ワイン好きの間でよく聞かれる「ボルドー派」はたまた「ブルゴーニュ派」かの派閥でいったら圧倒的にブルゴーニュ派の私。
人生で一度は行ってみたいブルゴーニュへ行ってきました!今回は渋めにシャブリへ。
目次
ブルゴーニュってどこ?
パリからは、東南へ向かう高速列車に乗り約1時間40分程の位置にあります。パリからの日帰りが充分可能なので、ワイン好きの方々に人気のスポットでもあります。
赤はピノ・ノワール、白はシャルドネといったブドウを使ったワインが特産品で、今回は白ワインで有名なシャブリへ!
シャブリって?
白ワインといえばシャブリ!という方も多いのでは?もはや辛口白ワインの代名詞のような存在ですが、ブルゴーニュの中でも北に位置するシャブリという地域の白ワインのことです。
牡蠣の化石が多いキンメリジャン土壌からうまれるミネラル感豊かなシャブリは和食とも相性がいいので日本人の十八番ワインといった印象ですね。
郷土料理と合わせてみよう
グジェール
チーズを混ぜた風味の良いシュー生地で中はしっとり焼き上げたもの。シャブリ内のパン屋にも売っている。チーズの風味がワインを飲んだ後に蘇り、さすがの相性。
エスカルゴ
食用のカタツムリの上にパセリ、エシャロット、ニンニク等をバターと合わせたエスカルゴバターを塗って焼き上げた料理。一緒にバケットをもらおう。のせて食べると、エスカルゴバターがバケットに染みて美味しい。このエスカルゴバターはシャブリの樽熟させたものと完璧なペアリング!
ジャンボン・ペルシェ
豚のモモ肉のハムとパセリのゼリー寄せ。さっぱりした味わいながらも食べ応えのある一品。パセリと、少しお酢の風味があるので若くて酸の多めなシャブリで飲むのが一番。
こちらはシャブリ内のお総菜屋さんで購入可能です。
ちなみに毎週日曜日のマルシェではシャブリや近郊の名産品が揃うので、訪れるのをおすすめします。
日本語が話せるフランス人のワイナリー?!
せっかくなので有名な親日家がいるワイナリーへ。
Domaine Servin
当主のフランソワ・セルヴァン氏は毎年訪日するコアな親日家。説明付きでワインの試飲をさせてくれます。グランクリュやプルミエクリュの区画別に試飲をして、シャブリへの理解も深まります。
畑からとれたアンモナイトの化石や牡蠣の化石なんかも飾られてます。
ドメーヌからはシャブリグランクリュの畑を眺めることが出来て、グランクリュの畑は歩いて周れる距離なので、ちょっとしたハイキングをしてみるのもいいかもしれません。
地元のおすすめレストラン
現地の何人かにおすすめを聞いたら皆が口を揃えておすすめするレストランがあります。
Au Fil du Zinc
日本人である私にも量が多すぎず、ちょうどよく、この地域こだわりの食材を食べることが出来ます。
地のものを食べて地のワインを飲む幸せな体験でした。本当に美味しかったです。周りの席にはシャブリの有名な生産者がちらほら。生産地ならではの体験でした。
連日盛況で、予約しないと入れないことがあるようなので、予約必須です。
仔鳩のローストは菊芋や芽キャベツとカカオ、トリュフと共に。香り旨味余韻もあり素晴らしい味わいでした。
レストランからの景色。スラン川の上に建造された建物で真下に川が流れているようです。こうしたロケーションも素敵ですね。
小さな田舎町シャブリを味わい尽くした旅でした。
地のものを味わうのは何よりもの贅沢ですね。パリから足を延ばしてシャブリ観光もいかがでしょうか?