世の中にはたくさんのお酒があり、そしてそれぞれが個性を持っています。また、アルコール度数も、高いものもあれば低いものもあります。今回はそんなお酒のなかから、「度数が高いもの」としてよく取り上げられる「グラッパ」について紹介していきます。
目次
グラッパってどんなお酒?
まずは「グラッパとは何か」から解説していきましょう。
グラッパは、非常に高いアルコール度数を誇る蒸留酒のうちの一種です。度数はそれぞれの商品によって異なりますが、30度を超えます。
イタリアで生まれたお酒であり、トスカーナ地方などでもよく見られます。ブランデーの一種であり、非常によく知られたお酒でもあります。なお、「グラッパ」という名称を使えるのは、イタリアで作られたものだけです。フランスなどでは「グラッパ」とはいえないため、「マール」などといいます。
グラッパは、ブドウの搾りかすから作られます。イタリアはワイン大国としてもよく知られていますが、ワインづくりにおいて発生するブドウの搾りかすを使って、グラッパが仕立てられているのです。
このようなことからも分かるように、グラッパは昔は「ワインを飲めない人のもの」という位置づけがなされることが多かったとされています。ただ現在はワインも廉価で手に入るようになりましたから、グラッパは「グラッパを楽しみたい人」が飲むものへと変わりつつあります。
グラッパは、ブドウを由来とするお酒であるため、ブドウの香りを色濃く残す場合もあります。「必ずこのタイミングで飲まなければならない」というものではありませんが、食後酒としても活躍してくれます。
キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)
ここからは、実際の「グラッパ」について解説していきます。今回取り上げるのは、「キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)」です。
キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)は、イタリアはトスカーナ州で生まれました。記してある通り、イタルコラルSRL社で作られたものです。まだ発酵していないブドウの果皮を蒸留所に持ち込み、そこでイーストを添加します。このイーストは、ブドウの果皮に含まれている糖分に変えることができます。そのまま醸造をし(20日程度)、キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)が作り上げられていきます。
「キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)」は、見た目も非常に可愛らしいのが特徴です。グラッパのボトルには創意工夫がされたものも多く、見ているだけでも楽しくなるでしょう。出したときのインパクトが強いこと、アルコール度数が極めて高く1人で飲むのは難しいことから、人と一緒に楽しむこともおすすめできるお酒です。
人によって感じ方は異なりますが、「アルコール度数の高さ」はしっかりと感じられるお酒です。グラッパに慣れていない人だと、「強いアルコール」を「辛口」ととらえてしまうかもしれません。ただ、飲み慣れた人に言わせれば、果実味が強く、香りもフルーティーなグラッパだということです。このあたりに関しては、「キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)がどうのこうの」と言うよりも、「グラッパを飲み慣れているかいないか」で左右されるといえそうです。
慣れていない人が飲んだ場合は、舌がしびれるくらいのパンチと刺激を感じるでしょう。しかし氷を入れることで味わいがマイルドになり、またほのかな甘みを感じられるようになります。この状態だと、キャンティ・グラッパ(イタルコラルSRL社)の「素材」であるブドウの香りも感じられます。
「買ったはいいけれど、やっぱり度数が高すぎて飲めない!」という場合は、パイナップルジュースと割ってみてください。1:1で割ることで飲みやすくなります。
https://www.budouya.jp/products/detail.php?product_id=1877
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