先日、ドイツに足を運んできました。ドイツはご存知の通り、非常にワイン文化が発達している国です。ファルツやモーゼル、ラインヘッセンといった名産地がたくさんあるところで、非常に良質なワインを造りだしています。今回はそのなかから、モーゼルの「ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018」を取り上げましょう。
目次
ワインの名産地、ドイツのモーゼル~モーゼルワインの特徴とは
ドイツには合計で8つの「ワイン名産地」と呼ばれる場所があり、それぞれが特徴を持っています。また、今回取り上げるモーゼルでも、「すべてが同じ特徴である」と言うこともできません。モーゼル地方は南北に長く、それぞれに異なる特色を持つからです。
ただ、それでも、「モーゼルワインの特徴は?」といわれれば、多くの人が、「豊かな酸があり、ミネラル分があるものが多い」と答えるでしょう。
これは、モーゼル地方で育てているワインのブドウ品種によるところが大きいといえます。
モーゼル地方においては、非常にリースリングを育てています。このリースリングは非常に豊かなミネラル分を持っており、非常に特徴的な味わいになります。また酸味もはっきりしています。その上質な味わいは、愛好家が非常に多いものです。
モーゼル地方ではそれ以外にも、リヴァーナーなども育てています。現在でこそモーゼル地方でも赤ワインが育てられるようになりましたが、それでも、モーゼルを代表するワインといえば、やはり「リースリングの白ワイン」でしょう。
ちなみに、モーゼルのワインボトルは美しい緑色をしています。私の好きな文学作品に、モーゼルの美しい緑色のボトルを讃えるセリフがあったことを今でも覚えています。
実際に現地で飲んでみよう!ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018
さて、海外旅行の楽しみのひとつとして挙げられるのが、「日本ではめったに見ることのできない、味わうことのできない食事やワインを楽しむことができる」というものです。私も実際、ドイツでウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018というワインを試してきました。
「ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018」は、ドイツでもっとも有名なデリカッセンの1つである「ダルマイヤー」が大きく取り上げているワインのラインナップに入っていました。下段一段がすべてこのワイナリーのワインで埋め尽くされていたので、きっとおいしいのだろう! と確信をもって買いました。「ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018」は日本円で1600円ほどでしたから、2本を買って、1本は現地で、もう1本は日本でワイン会に出そうと思っていました。
「ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018」は、非常に豊かなミネラル分と、リースリングの特徴であるペトロール香をとても鮮やかに感じることができる1本でした。まさに、モーゼルの白ワイン! といった感じです。香りはまだ開ききってはいませんが、その豊かな酸味と爽やかな味わいは、この値段のものとは思えないほどでした。
ドイツのモーゼルのリースリング、といわれたときに、ぜひ勧めたい1本です。
あわせたのは、同じくダルマイヤーで買ったとろとろのブルーチーズです。ほかの種類のチーズならば見たことがあったのですが、とろとろのブルーチーズをおたまですくいあげて量り売りをしてくれる……というのは、私には初見でした。
また、ダルマイヤーで買ったパテも一緒に……。この3つは非常に相性がよく、これを選んでよかったなと思いました。
ちなみに英語でいろいろ聞いていたら、ドイツのほかの地方から来ているドイツ人の女性(多分国内旅行と思われます)から、「それおいしいの?」とドイツ語で聞かれてびっくりしたのも楽しい思い出です。英語が通じたので英語で簡単に説明をしましたら、そのお客さんも同じ物を買っていったので少し笑ってしまいました。
ウェゲラー・ベルンカステル・リースリングドライ2018は、日本で手に入れるのはまだまだ難しいもので、大手の通販サイトでも扱いがありません。
ただ「モーゼルのリースリング」自体は比較的手に入りやすいものではありますから、こちらを試してみてくださいね。