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赤ワインをもっと楽しく!赤ワイン 3 大品種
みなさん、お店やワインショップで赤ワインを選ぶ際、どのように選ばれてますか? なんとなく価格や産地、ソムリエさんにおすすめを聞いたり色んな要素があって迷いますよね。 赤ワインでよく見かける品種の特徴や楽しみ方をちょこっとだけ知っていると、より皆さまのワインライフが充実するかも!
それぞれの特徴?
ピノ・ノワールは他の 2 品種に比べると一番軽やかでライトボディなワイン。 色も淡いルビー色でクランベリー、チェリー、ラズベリーなどの赤い果実主体の香りに、マッシュルームやクローブのような茶系のスパイスのような香りも。タンニンはそこまで強くなく、フルーティで酸味も伴うエレガントなワイン。(個人的に)人に例えるならちょっととっつきにくい正統派スレンダー美人かなあ。
メルローはミディアムボディ~フルボディのワイン。 色調もより深みのあるレッド、香りもラズベリー、ブラックチェリー、プラムのような赤~ 黒系果実の果実にチョコレート、バニラのような香りも特徴的。果実味が豊かでカベルネ・ソーヴィニョンと比較してもタンニンもシルキー、丸みを帯びたまろやかな印象。 酸味や渋みよりも果実味や甘やかさを求める方ははメルローとの相性がいいかも。 またまた人に例えるなら、少しだけぽっちゃりで明くて人懐っこい愛され女子?
カベルネ・ソーヴィニョンはこの 3 品種の中では一番重厚でフルボディ。 ワインの色調も透けないほど濃く、ブラックチェリー、ブラックベリー、カシス、ブラックペッパーのようなスパイスや杉のような香りがメインに感じられます。 タンニンも力強く長期熟成のポテンシャルも備えている品種。カベルネ・ソーヴィニョンは筋肉質のメリハリボディ、人にこびない強さがある女性ってイメージ。
グラスにもこだわりを
一概に赤ワインといっても品種によるグラスの楽しみ方もあるんです。 せっかくワインを飲むならワインにあったグラスで美味しく楽しみたいですよね。 ピノ・ノワールは金魚鉢のようなボウルに飲み口がすぼまっているスタイルのグラスがおすすめ。
丸みと広がりのあるボウルがピノ・ノワールの繊細なアロマ開かせ、長く滞留させることで最後まで複雑で芳醇なアロマを楽しむことができます。
カベルネ・ソーヴィニョン、メルローはチューリップ型の縦型のグラスがよさそう。
大振りのグラスは香りが立ちやすく、ワインを口に入れた際に横方向に広がることでまろやかなタンニンが心地よく感じられます。
赤ワイン=お肉?
よく赤ワインに合わせるといえばお肉の印象があるかもしれませんが、それぞれ品種の特徴によって食事とワインを引き立てる相性もあるんです。
ピノ・ノワールであれば比較的ライトボディなものが多く、繊細なタンニンと酸味が特徴なので、脂身が多いお肉よりも、鴨肉や鳩などの鳥のジビエとの相性が◎。
また、意外なマリアージュでいうとお魚もカツオやマグロなどの赤身のお魚もピノ・ノワールの持つ鉄のような要素に調和するので、美味しくいただけます。また、お鮨で赤ワインを楽しむなら、赤酢のお鮨との相性は格別。通ですねえ。
メルローは果実のボリューム感、緻密でこまやかなタンニン、ふくよかさが特徴のため、グリルしたお肉料理よりも牛肉の煮込みなどやわらかなテクスチャーのあるお料理がおすすめ。和食でいうとすき焼きや鰻(タレ)も甘やかで丸みのある味わいがワインのふくよかさと相まっておいしさを引き上げてくれますよ。
最後に力強いタンニンが特徴のカベルネ・ソーヴィニョンはやっぱり脂身が多いお肉との相性ばっちりです。これはそこまで意外性もなく、想像通りかもしれません。
サーロインステーキなど脂身が多いお肉の脂をカベルネ・ソーヴィニョンのタンニンが流してくれることで、さっぱりと美味しく食べれちゃいますよね。
赤ワイン=お肉 のイメージは既に定着している相性ですが、お肉以外の食材やタレなどの要素で楽しみ方は様々。自分好みのマリアージュを見つけてみるのも面白そう。
今回の豆知識がこれからの皆さまの赤ワイン選びに少しでもお役立ていただけるとなによりです。