毎年八月になると、東京グランドハイアットホテル東京で、恒例のX JapanのYOSHIKIのショーが始まる。今年も会場はコアなファンでごった返していた。そのなかでもショーのない日にちに行われるYOSHIKIのプロデュースワイン発表も楽しみながら時間だ。今回は、2009年にアメリカ ナパバレーのモンダビファミリーとの出会いからのとくにモンダビJr.との共同のワインシリーズである「Y by YOSHIKI」のワインがある。そのワインの2018年からリリースしているスマートカジュアルラインCalifolniaシリーズの新ビンテージのお披露目会見と試飲が行われ伺った。
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会見するYOSHIKI
今回の新ヴィンテージの構想を語った。今回はロブモンダビジュニアとYOSHIKIのクロストーク。新ビンテージワインを三種類を飲みながらのトークとなった。↓こちらはY by YOSHIKI Califolnia Caberunet Sauvignon Encore Califolnia2023を飲むYOSHIKIとモンダビJr.
その後、芸術家の奈良美智さんとのコラボ発表やよいハプニングでYOSHIKIのピアノ演奏まであった。こちらも2026年発売予定のラベルとコルクも可愛かったコラボワインの販売も発表。その発表のワインを奈良さんとYOSHIKIがトークしながら飲むというレアなことまで。奈良さんのバージョンは「Y by Yoshiki×Yoshitomo Nara」Cabernet Sauvignon Oakville NapaValley2022と、 Pinnt Noir Russian River2022,Chardonnay Russian River2023の三種をトークしながら飲む場面も。
奈良美智さんとは
ドイツや海外と日本を行き来する芸術家で下の写真のワインのボトルのラベルの絵のように独特の個性的な絵が大人気で、日本の方も一度は見たことがある絵だと思う。今回はYOSHIKIに声をかけてもらって、登壇しているのが夢のようと嬉しそうだった。
いいハプニングがたくさん
さらに緊急発表でYOSHIKIのワインがサブスクで日本限定で購入できることとなった。その後、登壇されたモンダビファミリーのジュニアと奈良さん、YOSHIkiの三人が登場し、会場の記者さんらの質疑応答。奈良さんの素直な人柄からトーク中にリクエストで会見の進行と違ったよいハプニングから、ワインを三人で飲み、ピアノ演奏までとデイナーショーのように贅沢なものになっていった。とっても得した気分だった。また、細やかな繊細さがわかるワイン好きならではのYOSHIKIのプロデュース力も見えてワインのショットをスリーパターンも出す配慮も。
さて、会見や囲み取材などの合間に、今回お披露目された「Y by YOSHIKI」カジュアルラインCalifolniaシリーズのワインを見に行く。
左から「Y by YOSHIKi」Chardonnay Encore Califolnia2024.
真ん中「Y by YOSHIKI」Rose Califolnia 2024
右 「Y by YOSHIKI」Cabernet Sauvignon Encore Califolnia2023
会見後、お披露目された新ワインをテイストさせていただいた。
とってもおいしかった。シャルドネは爽やかで、カルベネソービニヨンの方は深い味わいで、ロゼもおいしかった。夏場にも氷を入れて飲むのもよい感じのロゼだった。
YOSHIKIのプロデュースしたワインについて
このシリーズは、2009年のワイナリーのモンダヴィファミリー、とくにロブモンダビJr.との共同ビジネスで秋に発表された、カルベネソービニヨンとシャルドネのブレンドだった。その後2016年秋にリリースされたものは、2011年のカルベネソービニヨンと2012年のシャルドネ。こちらも大人気でソールドアウト。その後、2018年にはスマートカジュアルライン Califolniaシリーズをリリース。2020年には「Y by YOSHIKI Califolnia」、「Y by YOSHIKI Oakville」に「Y by YOSHIKI Russian River Valley」シリーズを毎年リリース。さらに最高峰のワインの出来と言われた十周年ワインは、NapaValleyの特別な畑から収穫され大人気に。このころから、フランスのポメリーシャンパーニュとのコラボレーションや、世界の流行とともにワイン作りのブドウの種類も変わっていってきている。今回の会見と試飲でのグランドハイアットのボールルームの入口前にはYOSHIKiのフランスポメリーのシャンパーニのボトルが積んだオブジェがあった。(下の写真が会場にあるポメリーのシャンパーニュのタワーオブジェ。)また、ロゼの「Y by YOSHIKI」Carifolnia roseシリーズも2024年から、世界的にロゼの傾向が強いのを背景にロゼワインも作るように。YOSHIKIのワインは、完売するほど大人気のものが多いが、今回はボールルーム前のホワイエスペースに、そのロゼのワインボトルが置かれていた。
また、最近のYOSHIKIのワイン作りの動きでは、今年、日本の北海道余市へYOSHIKIが出向き、有名なワイナリーであるドメーヌタカヒコとのワイン作りも話題になった。
グランドハイアットホテルのYOSHIKIのショー
毎年恒例で会場には、YOSHIKIの衣装やドラムセットなどが豪華に並べられ、ファンが殺到し、音楽を聞きに来るファンだけでなく、昨年は筆者も伺ったのだが、キテイちゃんが歩いていたり、タレントさんやミュージシャンらもたくさんいらしていた。このショーの会場ではワインを飾ってファンに見せてYOSHIKIのワイン好きも垣間見えた。下の写真は「Y by YOSHIKI」ロゼワインのシリーズ、Califolnia Rose。グランドハイアットホテル東京のボールルーム前のバースタンドにもワインボトルが置かれていた。
ワインと共に
YOSHIKIのショーは、ブレイクフアストショー、デイナーショーと高価なショーもソールドアウト。とにかく、ショーの豪華さとファンの年齢の幅も広いが、ワインも外せない。このショーは2025年8月31日まで公演が行われ、バイタリティにあふれ世界中を精力的に音楽活動で行っているYOSHIKI。以前、筆者は別件で、楽天の初の投資からのイギリスの映画のスポンサーになったYOSHIKIに取材を試みたことがあるが、ハードスケジュールで、世界を渡る中、ワインで癒して公演を行って欲しいと個人的には思った。YOSHIKIのショーにご興味がなくとも、ワイン好きにもこのワインを知ることで、 YOSHIKIのワイン作りのプロデュースも魅力としてワインを味わってほしいものだ。なお筆者は、今回このワインだけでなく、グランドハイアットホテル東京のフランスポメリーのワインのプロモーションのYOSHIKIの出演の場も見ることが出来本当にラッキーだった。