これを書いている八月現在は夏真っ盛り、お酒が美味しい季節である(まぁ四季折々いつも美味しいのだけど)。
今年の夏も、様々な限定のお酒が発売されていた。日本酒、ビール、ハイボール……スーパーやコンビニで頻繁に目にしたものである。今回はその中から、特に気に入ったサワーを振り返りたい。
目次
【1杯目】サントリー 「ほろよい 冷やしパイン」
個人的にこの夏の覇者。筆者はリピート買いするより色んな種類を飲みたい派なのだけど、これは何本も買った気がする。
冷やしパインと聞いて何を思い浮かべるだろうか。筆者は納涼祭などの露天に売っている、発泡スチロールに割り箸を刺して売っている細長いパインである。デザインも花火柄で夏らしい。
キンキンに冷やして飲むと、本当にあの冷やしパインの香りと味がする。アルコール3%ということで、ほとんどアルコール感がないからだろうか、露店のパインをそのまま絞ってるのではと思うほどだ。苦味が全くと言っていいほどないため、お酒が苦手な人でもごくごくと飲めてしまうに違いない。
食中酒にしては甘みが強いので、ご飯や肴と一緒に飲むのではなく、単体で十分に楽しめるお酒。
【2杯目】サントリー 「CRAFT-196℃ ひきたつキウイ」
サントリーのロングセラーシリーズ「-196℃」に彗星のごとく登場した、独自のこだわり原料酒を使用した「CRAFT-196℃」。リンゴやオレンジ、レモンなどをレギュラーメニューを飲んだことがある人も多いだろう。
限定商品として登場したのはキウイ。鮮やかな緑で缶のインパクト抜群のお酒は、キウイ浸漬酒にサントリー社独自のホワイトラムを加えたものらしい。
ちなみに「ホワイトラム」は別名シルバーラムとも呼ばれ、その名の通り無色透明なラムである。内側を焼き焦がしていない樽で貯蔵した後、活性炭を使って色と香りを濾過して作るのが一般的。色も透明なので、モヒートのような透明度の高いカクテルだけでなく、ブルーハワイのように青色を特徴にしたカクテルにも用いられる。熟成などもしていないため、サトウキビそのものの自然な味わいなので、ラム酒の独特な風味が苦手な方にも向いており、まさに今回のカクテルにはぴったりと言えるだろう。
爽やかで豊かな香りを感じやすいため、缶から直接ではなくコップに注ぐことをオススメする。
飲んでみるとかなりしっかりとキウイを感じられるのが特徴。甘みと酸味のバランスがとても絶妙で、一缶の中でも飲み飽きない。キウイジュースのような飲みやすさなのにアルコール7%で、意外と酔えてしまうというのも面白い。
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今年の夏のお酒も豊作だった……と思っているうちにもう秋だ。すでに初秋を意識した新商品も登場している。日々四季を感じられるのは、酒好きの幸せな特徴なのかもしれない。