こんにちは。今回は開催中年に2回のお祭り騒ぎ!関西ワインラバー必見の「阪神大ワイン祭り」が開催されたので、イベントの様子をレポートします。
今回の「阪神大ワイン祭り」の開催概要は下記です。
会期:10月29日(水)〜11月3日(月・祝)
会場:阪神梅田本店 8階催事場
このイベントの驚くべき点は…
約600種類のワインがすべて“試飲無料”!
今回のイベントは残念ながら終了してしまいましたが、来年も春と秋に開催されると思われます。次回以降の参加、そしてワイン選びの参考になること間違いなしなので、ぜひご覧ください。
目次
📝会場に着いたらまずやること:ワインリストチェック!

阪神百貨店8階の催事会場に着いたら、まず手に取ってほしいのが「ワインリスト」
エスカレーター付近などに置かれています。
なぜかというと…
💡 600銘柄もあるので、全制覇は不可能!(笑)
まずは気になる国や品種を決めて、効率的に攻めましょう。
初心者さんも安心!この記事でおすすめブースを紹介します✨
🍷 プチTIPS
•各ブースの上に「番号看板」があります
•気になるワインを試したいときは「No.◯◯ください」と伝えましょう
•550円でグラスレンタル可能。プラカップより香りも味わいも断然アップ!
•有料のグラスワインコーナーもおすすめ🍾
ちなみに私は、まず有料のグラスワインコーナーにて「島之内ワイナリーのデラウェア生詰(¥500)」を飲みながら会場の周り方を考えました。
500円でこんなに大量に注いでいただきました。明るい時間からすみません!いただきます!

香りは控えめですがオレンジワインのような苦味があり、スッキリ飲みやすい味わいです。アルコール度数も軽めな印象で、1杯目にピッタリな一杯です。
気になるワインをチェックしたところで試飲をいただきに行きます。
様々なブースを周りましたが、今回は中でも良かったブースを4つピックアップしてご紹介します。
💎 ブースNo.3:ドイツの麗し姫、リースリングにときめく

まず立ち寄ってほしいのがドイツワイン特集の「モトックス」ブース。おすすめはリースリングというブドウ品種を使用したワインで、甘口・辛口それぞれ5種類ほどあります。オススメは下記の通り。
•お酒をよく飲む方 → 辛口タイプ
•普段お酒をあまり飲まれない方 → 甘口タイプ
💬 リースリングの魅力
•美しい酸とミネラル感
•透明感ある味わい
•甘口でも爽やかな酸味があり、後味スッキリ
「甘口は苦手…」という方もぜひ挑戦してみてください。
甘口タイプも酸味がしっかりしているので、嫌な甘ったるい感じは残りません。酸味と甘みの両方が感じられ、新感覚を味わえます。
🍁 ブースNo.18:個性爆発!カナダ&スペインワイン

普段出会えないレアワインが集結しています。オススメはこちら。
No.356 「オベルゴ ゲヴュルツトラミネール2024」
ゲヴュルツトラミネールというブドウの魅力はなんと言っても独特の香り。ライチや紅茶のようなニュアンスで、フルーツティーがお好きな方には特にオススメ。味わいは甘めになる傾向があるのですが、こちらは辛口なので味わいはスッキリ飲みやすいのも良いです。
No.353 「イチャスメンディ ビスカイコ チャコリーナ」(スペイン)
スパインのバスク地方だけで生産される「オンダラビ・スリ」という珍しいブドウ品種を使ったワインです。飲んで見ると酸味が非常にしっかりしており微発泡!こちらもかなり個性的な味わいです。
No.349 「ピノ・ムニエ」 No.350 「カベルネ・フラン」(カナダ)
カベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネというメジャーな品種をベースとしたワインに10%程度混ぜる品種なので、この品種単独のワインがそもそも珍しいです。しかもカナダ産ということで、両方とも普段はなかなか飲めないワインです。味わいもなかなかに独特!
No.357 「マルベック」(アルゼンチン)
凝縮感+甘み+果実味の三拍子。特にフルボディでしっかり濃いワインがお好きな方にオススメ。しっかり凝縮感がありながら甘みとフルーティーなニュアンスは絶品です。
🌏 ブースNo.21:ニューワールドの衝撃!

次にオススメしたいのがブースNo.21で、アメリカ・ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカなど「ニューワールド」と呼ばれる産地のワインがずらり。
ワイン産地は大きくニューワールドとオールドワールドの2つに分けられます。フランス・イタリア・スペインなど1000年以上前からワインを生産している地域を「オールドワールド」、大航海時代以降にブドウ栽培・ワイン生産が始まった地域を「ニューワールド」と呼びます。
「ワインと言えばフランス・イタリアでしょう」という方もおられるかと思いますが、温暖化など気候変動の影響と生産技術の向上のため近年のニューワールドワインは本当にクオリティが高いです。
特にオススメはこちら。
No.403 「テマニア ムリタイ ソーヴィニョン・ブラン」(ニュージーランド)
青っぽい大草原のようなニュアンスとグレープフルーツのようなしっかりとした酸味がクセになること間違いなしです。
No.404「ド・グレンデル ソーヴィニョン・ブラン」(南アフリカ)
No.403と味の傾向が近く、青っぽい大草原満開のワインです。
No.407「ヘイヴンズ シャルドネ ロシアン・リヴァー・ヴァレー」(アメリカ)
シャルドネをしっかり樽熟成させているので、しっかり重めの白ワインがお好きな方にオススメです。

No.408 「テマニア ブラン・ド・ノワール」(ニュージーランド)
ダントツに個性的だったのがこちら!ピノ・ノワールという通常なら赤ワインを作る品種のブドウを使って作られた白ワインです。
飲んでみると酸味がしっかりとしており、後から苦味も感じられる非常にバランスが良い味わいです。他のブースに通常の赤ワインのピノ・ノワールもありますので、ぜひ飲み比べてみてください。全く異なる味わいに驚くこと間違いなしです。
No.413「ガルソン タナ レゼルバ」(ウルグアイ)
ウルグアイを代表するブドウ品種で、バニラのような甘い香りと飲み口も甘めですが後には残らずスムースな味わいです。特に濃い目の赤ワインがお好きな方にオススメです。
No.417 「匿名ワインD カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー」
なんとお値段1本10,945円(税込)!名前の通り生産者は非公開という謎なワインですが、口に含むとそのお値段の意味がわかるほど非常に複雑、バニラビーンズのような甘みとお出汁のような旨みが口いっぱいに広がり、余韻も非常に長いです。
🇯🇵ブースNo.23:出汁っぽいワイン!?山梨・フジクレールワイナリー

近年は日本ワインもクオリティがどんどん上がっています。
日本ワインでオススメなのが山梨にあるブースNo.23「フジクレールワイナリー」にある日本特有の品種「甲州」「マスカット・ベーリーA」「デラウエア」を使用したワインです。
甲州はニュートラルなブドウ品種で、香りも味わいもあまり強くないので繊細な和食にも合わせやすいのが特徴の品種です。
これも甲州の特徴であり魅力ですが、フジクレールワイナリーでは様々なスタイルの甲州が楽しめます。
No.443「フジクレール吟果甲州」
前述の甲州らしいスッキリさっぱりキレイなニュアンスの甲州です。
まずは甲州のスタンダートを飲んだ上で、異なる味わいの甲州ワインを飲んでみてください。
No.447「フジクレール甲州樽発酵」No.454「クラノオト甲州辛口」No.457「LADY beetle WHITE.N」
樽がしっかり効いていたり、フレッシュかつ微発泡で日本酒の無濾過生原酒のような旨みを感じられ、同じブドウ品種でも千差万別であることに驚くこと間違いなしです。
No.449「マスカット・ベーリーA樽熟成」
マスカット・ベーリーAは通常は非常にライトで甘く仕上がる傾向にあるのですが、こちらは樽熟成されているためお出汁のような旨みが感じられます。
特に熟成された日本ワインは、不思議とお出汁や日本酒のような旨みが感じられるので、タレ味の焼き鳥などお醤油を使った料理にも合います。
なぜブドウからこのようなニュアンスがするのか謎ですが、口に含んだ後にくる「旨み」を感じてみてください。

🎯 まとめ:あなたも“ワインまみれ”になってみては!?
いかがでしたか? 今回のワイン祭りは終了してしまいましたが、今回ご紹介したワインはネットでも購入可能なので、気になった方はぜひ飲んでいただけると嬉しいです。
改めてオススメ3ポイントはこちら。
🍷 約600種の試飲無料可能!
🍾 グラスレンタルでより香り・味わいを楽しめる!
🥂 世界中の個性派ワインを飲み比べできる!
そして何より「お気に入りの1本に出会う」喜びを感じてください。またこのような素敵イベントを紹介していきますので、またよろしくお願いします。
