暑さが少しずつ出てくる初夏の時期は、キリっと冷えた美味しい白ワインカクテルが飲みたくなるもの。
ここでは、家で簡単に作ることのできる白ワインカクテルを3つ紹介します。
目次
ビネガースプリッツァー
【レシピ】白ワイン45ミリリットル 炭酸水65ミリリットル リンゴ酢10ミリリットル カットレモン8分の1個
アルコール度数は5.3パーセントとかなり低めの白ワインカクテルです。
ビネガースプリッツァーはリンゴ酢の味がかなり強く出ることに加えて、炭酸水のシュワシュワした味わいが生きるカクテルで、非常にさっぱりしていています。健康になれそうな味であり、とてもおいしく、すっきりと飲めることでしょう。
リンゴ酢はボトルで買った場合はかなり余ることになると思います。カクテルのなかでリンゴ酢を使ったものはそう多くはありませんから、余ったらマリネなどに利用するとよいでしょう。自然で柔らかな味に仕上がり、白ワインのおつまみとしても利用できます。
キール
【レシピ】白ワイン50~60ミリリットル クレームドカシス10ミリリットル
カクテルの定番中の定番、「キール」です。非常にメジャーなカクテルであり、今回紹介するカクテルのなかでもっとも知名度の高いものでもあります。これはフランスのブルゴーニュで生まれたカクテルであり、ワインの販促のために作られたものでもあります。当時の市長によって1945年に生み出されたこのワインは、現在広く知られています。
甘酸っぱく、飲みやすい味なのが特徴です。必ず冷やした白ワインで作りましょう。楽しく飲めるカクテルで、色がきれいなのも特徴です。
カクテル言葉がなかなか素敵で、「一番の巡り合い」「私にとってただ一人の人」という意味を持ちます。ただ、度数はそれほど低くはなく、11度あります。口当たりのよいお酒であるため杯を重ねやすいのですが、飲みすぎにはご注意を。
なお、白ワインをシャンパンに変えると「キール・ロワイヤル」になります。
ビアスプリツァー
【レシピ】白ワイン60ミリリットル ビール60ミリリットル レモンスライス1枚
ビールの苦さと白ワインの旨味を、レモンが橋渡ししてくれるカクテルです。今まで紹介してきた2つのカクテルはどちらかというと女性的なカクテルでしたが、こちらの場合はかなり苦みが出るので男性向けのカクテルといえそうです。ビールが好きな人におすすめで、夏場に特に向きます。
すっきりした飲み心地が特徴です。ここでは氷を入れないで作っていますが、氷を入れて作るやり方もあります。また、白ワインとビールを1:1で作っていますが、白ワイン2に対してビール1で作るやり方もあります。また、レモンに関しては入れないで作るやり方もあります。
ビールという、「どこでも買うことができて」「余っても消費しやすい」アルコールで割って作ることができるのが、ビアスプリッツァーの魅力だといえるでしょう。
さまざまな材料を使うことで白ワインは表情を変える
今回紹介した「白ワインカクテル」は、どれもさわやかに飲むことのできる初夏向けのカクテルです。ただ、「白ワインを使っている」「さわやかに飲める」「初夏向き」とはいえ、その表情・味わいはカクテルごとで大きく違います。甘酸っぱさが前面に出てくるキール、ほろ苦さを楽しめるビアスプリッツァー、キリっとした味わいが魅力のビネガースプリッツァー……と、まったく違う味わいになっているのです。
もちろん、これらのカクテルのなかのどれかだけが優れており、どれかだけが劣っているということはありません。自分の味覚に合わせて、好きなカクテルを選んでいってください。友人や家族と楽しむのならば、材料をいくつか用意して、それぞれの好みに合わせて作るのも良いですね。
参考URL:
http://www.cocktailtype.com/recipe/recipe_0354.html
https://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/kir/