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様々な国のワインが楽しめる国、日本
みなさんはワインの生産国として、どこの国を思い浮かべるでしょうか。
お気に入りの国のワインはありますか?
日本は世界中のさまざまなワインが気軽に手に入る、世界でも恵まれた国のひとつです。
日本に居ながらにして、世界各国のワインが手に入る。しかも比較的安価に。
ワインの専門店のみならず、スーパーマーケットなどでも、いろいろなワインが売られていますね。幾度かのブームと呼ばれた時代を経て、最近ではすっかりワインも日本の食文化に定着し、消費者の志向の多様化やインポーターの方々のご尽力もあり、その世界は更なる広がりを見せています。
そうなると他の国のワイン売り場はどうなのかと思いますよね。
筆者が4年ちょっと暮らしたニュージーランドのお酒売り場。
ニュージーランドと言えば、いまや世界的なワイン生産国のひとつ。普通のスーパーマーケットには、ワインショップが一軒入っていると言っていいほどの、充実したワイン売り場があります。お店の大きさからして日本と違いますが、それはもう立派なものです。そこに並んでいるのは、当たり前と言えば当たり前ですが、ほとんどがニュージーランドワイン。同じオセアニアということで、お隣のオーストラリアワインもかなりありますが、それ以外の国のワインは微々たるもの。ワイン専門店などではもう少し置いてありますが、それでもイタリア、フランスくらいしか見あたりません。
イタリアを旅した時も、ワインショップには大体イタリアワインばかり。生産量一位の国ですからね、当然でしょう。もちろん他国のワインも輸入されていますが、それらを楽しむのは一部のワインスノッブ達なのでしょうね。一般にはやはり自国のワインとは比べるべくもないでしょう。
そして日本には“日本ワイン”もありますので、日本が非常に恵まれた国だというのは確かなことだと思います。
多様な生産国
わたしたちがワインとしてイメージする、いわゆるグレープ・ワインの原料であるぶどうは、だいたい北緯30から50度、南緯20から40度の間で栽培されています。これをワインベルトと呼び、世界のワイン生産地は、ほぼこの中に入っています。
先日訪れたデパートのイベントでは、さまざまな国のワインが売られていました。
ワイン生産量において1、2位を毎年争っているイタリア、フランスとその周辺の銘醸地ドイツ、スペイン。ニューワールドと呼ばれる、ワイン生産において比較的歴史の浅い産地である、チリ、アルゼンチンやアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど。この辺りはご存知の方も多いはず。
それら以外では、ワイン発祥の地とされ、その独特な“オレンジワイン”に注目が集まっているジョージアやとなりのアルメニア、中東からはトルコ、レバノン、イスラエル。そしてチェコ、モルドバ、セルビア、モンテネグロ、クロアチア、ギリシャなどの東欧諸国。さらにイギリス、ロシアやチュニジア、アメリカ大陸からはカナダ、メキシコ、ウルグアイなどなど。そしてまた別の試飲会では中国やパレスチナ自治区、そしてなんとインドネシアはバリ島のワインに出会いました。
ここに挙がった以外にもワインを造っている国はあり、それらのほとんどが日本に輸入されているのではないでしょうか。
ワインで楽しむ世界旅行のススメ
国が違えば気候や土壌も違うため、たとえ同じ品種であってもワインの味わいは変わってきます。そしてその国にしかない品種や造り方などによる味わいの違いもまた興味深く楽しめるところです。写真で見るその国の情景や、訪れたことのある国々の風景を思い浮かべながら、その国のワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
スタッフオススメ ニュージーランド・ワイン
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