「リモンチェッロ」は、「リモンチーノ」とも呼ばれるお酒です。日本人にとってはなじみ深い「レモンチェロ」と呼ばれることもあります。イタリア生まれのレモンのリキュールであり、度数は30度以上とかなり高いものです。
現地ではストレートで飲むことも多いのですが、日本では飲みやすくするために何かで割って飲むのが一般的です。
アルコールで割って飲むこともあるのですが、今回はもっと気軽に楽しめる「リモンチェッロ×ノンアルコール飲料」の組み合わせでカクテルを作っていきましょう。
目次
リモンチェッロのソーダ割りはもっとも簡単に作ることのできるカクテル
【リモンチェッロのソーダ割りを作るのに必要な材料】
リモンチェッロ50ミリリットル 炭酸水(ソーダ)150ミリリットル 氷
氷を入れたグラスにリモンチェッロと炭酸水を入れて軽く混ぜて出来上がり……という、非常にシンプルで簡単なカクテルです。
作り方と同様に、味の方もけれんみがなく、非常に素直な味です。解説にはならないのですが、飲んだ人がみんな、「ああ、リモンチェッロのソーダ割りっていう感じ」と納得してしまうような味です。
スタンダードな味ではありますが、リモンチェッロのおかげで奥深さは出ています。甘味がほとんどなく、料理の味を邪魔しないのも魅力的です。レモンチューハイが好きな人に向いているカクテルではありますが、「レモンチューハイだと少し甘さが強く感じる」という人にも向いています。
「リモンチェッロの入門編」ともいえるカクテルであり、リモンチェッロの素直な味を味わいたい人にも向いています。リモンチェッロを買った人は、まずはこの「リモンチェッロのソーダ割り」から試してみましょう。
甘めの味が好きな人向け、「リモンチェッロのコーラ割り」
【リモンチェッロのコーラ割りを作るのに必要な材料】
リモンチェッロ50ミリリットル コーラ100ミリリットル 氷
「リモンチェッロのソーダ割り」を紹介しましたが、こちらの方はソーダではなくコーラで割ります。ただ、「リモンチェッロのソーダ割り」とは似ていますが、分量は異なるので注意してください。
リモンチェッロのソーダ割りは甘味のない炭酸水で作りましたが、リモンチェッロのコーラ割りは甘さのあるコーラで作ります。このため、かなり甘いです。良い意味でジャンクでざっかけのない味のするお酒であり、コーラがメインとなりそこにリモンチェッロの爽やかさが入るようなお酒です。このカクテルを評して、「大手のハンバーガーチェーンのような味だ」と言った人もいました。
ハンバーガーやチキンと良く合います。また、個性の強いカクテルですが、意外と油の強い料理とも合わせやすいといえます。
3種類の材料を組み合わせて作る「リモンチェッロ・スプモーニ」はバランス良し
【リモンチェッロ・スプモーニを作るのに必要な材料】
リモンチェッロ50ミリリットル グレープフルーツジュース50ミリリットル トニックウォーター100ミリリットル 氷
ほかの2つとは異なり、3つの材料を使って作ります。作り方は同じです。
甘みが適度にあって、かき氷にかけて食べてもおいしそうな味のするカクテルです。さわやかなカクテルではありますが適度な苦みもあります。トニックウォーターのつけくわえた苦みが、リモンチェッロ・スプモーニを非常に面白い物にしています。
リモンチェッロのトニックウォーターの苦みに、グレープフルーツジュースの甘味がプラスされたような味がします。
「リモンチェッロのソーダ割り」と比較した場合、こちらの方が甘さを感じやすいでしょう。
しかしべたつくような甘味ではないので、「甘すぎるカクテルが苦手だ」という人であっても飲みにくさを感じるところまではいかないと思われます。
リモンチェッロは、ある意味では非常にコストパフォーマンスの高いお酒だといえます。1本でかなりもたせることができますし、リモンチェッロを使ったカクテルも豊富にあるからです。1本冷蔵庫に入れておいてもいいですね。また、アイスにかけて食べてもおいしいものです。