世の中にはさまざまなアルコール飲料があり、そしてそれを使った数多くのカクテルがあります。今回はそのなかから、「ウイスキー」を取り上げて、それを使ったカクテルを3つ紹介します。
目次
気軽に飲めるのがうれしい!とってもシンプルに楽しめる「ウイスキーソーダ」
【ウイスキーソーダを作るのに必要な材料】
ウイスキー30~45ミリリットル ソーダ適量 氷
作り方は非常に簡単で、ウイスキーと氷を入れたグラスにソーダを入れて軽く混ぜるだけで完成します。
非常にシンプルなカクテルであり、ウイスキーとソーダがあればだれでも作れます。「ウイスキーを試してみたけれど、単品だと飲みにくさを感じた」という人にもよいでしょう。どこでも手に入れられる材料で簡単に作ることができるので、カクテルづくり初心者の人にもおすすめのカクテルだと言えます。
ソーダでウイスキーを割っていますが、それでもウイスキーの香りはしっかりと残ります。このため、「ウイスキーの香りもある程度楽しみたいのに、アルコール感がなくなった!」というようなことはありません。ウイスキーの独特の香りに炭酸の絡みが加わるため、非常に飲みやすい味に仕上がるのが特徴です。
「ウイスキーを使ったカクテルのなかでもっとも飲みやすい(※個人の見解です)」と評する人もいるほどの飲みやすさを誇るので、ウイスキー初心者さんはまずはここから試すとよいかもしれません。
ウイスキーソーダはカクテル言葉も持っています。それが、「生れ出る」「誕生」というもの。嫌味のないカクテル言葉は、ウイスキーソーダの飲みやすさとよくマッチしているといえます。
非常にきれいな色合いになる~美しいカクテル「オールド・パル」
【オールド・パルを作るのに必要な材料】
ウイスキー20ミリリットル ドライベルモット20ミリリットル カンパリ20ミリリットル
作り方はいくつかあります。ミキシンググラスに氷と一緒に材料のすべてを入れてステアして作る方法もありますが、単純明快に「ステアをして出せばよい」としているところもあります。また、名称に関しては、「オールド・パル」としていますが、「オールドパル」と表現する場合もあります。
カンパリのおかげで非常に美しいカクテルに仕上がります。カンパリとドライベルモットのハーブっぽくちょっと薬にも似た味わいがよくあらわれるカクテルです。ドライベルモットのキレがとてもよく、大人のカクテルに仕上がるのが特徴です。カンパリの苦みも非常に良いのですが、ウイスキーが加わることでふくよかさも出ます。
ウイスキーの重さを軽くするためには甘いお酒などがしばしば使われますが、オールド・パルの場合はカンパリを使っているので、エレガントで大人の雰囲気に仕上がります。
度数は27.7度です。カクテル言葉は、「思いを叶えて」とも、「古き良き友人」ともいわれています。
酸味十分!面白く飲める「ワード・エイト」は2杯目以降に飲みたいカクテル
【ワード・エイトを作るのに必要な材料】
バーボンウイスキー30ミリリットル オレンジジュース15ミリリットル レモンジュース15ミリリットル グレナデンシロップ5ミリリットル
氷を入れたシェイカーに材料のすべてを入れてシェイクをして、カクテルグラスに注いで作るカクテルです。
オレンジジュースとレモンジュースの味が際立つカクテルで、非常に酸味が強いのが特徴です。目の覚めるような味わいであり、ある程度心地よく酔った後に飲むことが推奨されるカクテルだといえるでしょう。舌と頭をリセットしてくれるような刺激的な味わいなのですが、グレナデンシロップの味が後でやってくるので後味は比較的柔らかめです。
2杯目、あるいは3杯目以降に飲むとよいでしょう。
カクテル名として、「8区」という意味を持っています。度数は21度程度です。ボストンが8つの区画に分けられていたときに作られたため、この名前が付けられたともいわれています。だからこそ、ウイスキーも、ボストンのあるアメリカでよく作られる「バーボンウイスキー」指定なのかもしれません。
ウイスキーを使ったカクテルは、これ以外にもたくさんあります。いろいろ試してみてくださいね。