このサイトでもよく「ビール」が取り上げられていることからもわかるように、ビールは非常にファンの多いアルコール飲料です。そして、このビールを使ったカクテルもまたよく開発されています。
ビールの苦みを和らげて飲みやすくしてくれる定番のビアカクテルから、より刺激的な味わいになるちょっと珍しいビアカクテルまで、おすすめのビアカクテルを3つ集めました。
目次
レッドアイ
【レシピ】ビール適量 トマトジュース適量
恐らく、ビールを使ったカクテルとしてはもっとも知名度が高いと思われるのがこの「レッドアイ」です。名前の通り、真っ赤なカクテルであり、古今東西さまざまな小説などにも登場しているカクテルでもあります。ビールの分量もトマトジュースの分量も明確には決められていないのが特徴ですが、ビール自体がそれほどアルコール度数の高いものではありませんから度数は2度程度に収まるでしょう。
非常に飲みやすいビアカクテルです。しかしトマトジュースの品質に味が大きく左右されるカクテルでもあります。良くないトマトジュースを使ってしまうと、生臭さが前面に出ることもあります。はっきりとした濃いトマトジュースを、心持ち多めに入れるようにするとよいでしょう。
ドッグス・ノーズ
【レシピ】ジン45ミリリットル ビール適量
「ドッグス・ノーズ」としましたが、「ドッグズ・ノーズ」「ドッグスノーズ」と記されることもあります。ドライジンとビールを使ったビアアカクテルであり、見た目は普通のビールとほぼ変わりません。しかし度数は一般的なビールの2~3倍程度とかなり強いので、飲み過ぎには注意したいものです。ただ、飲んだ瞬間に、「いつものビールとは違うぞ!」というアルコール度数の高さを感じる人が多いため、「知らないうちに飲みすぎた」などのようなことは起こりにくいでしょう。
ビアカクテルに分類されるものですし、ビールの分量によって味が異なります。しかし「ビールの中にジンが入った」というよりも、「ジンの中にビールが入った」と言うべき味であり、ジンの味が前面に出てきます。ビターな風味が加わったジンであり、大人の味でもあります。
トロイの木馬
【レシピ】黒ビール45ミリリットル コーラ45ミリリットル
ギリシャ神話に出てくる平気の名前であるとともに、ソフトウェアの一つの呼び方でもあり、カクテルの名前でもあるのが「トロイの木馬」です。カクテルの場合は、黒ビールとコーラを1:1で割って作ります。
コーラの味が強く出てくるカクテルであり、黒ビールの味や香りはそれほど強くは感じません。人によっては、「ほとんどコーラなのでは?」と感じる人も多いことでしょう。上でも挙げた「ブラック&ホワイト」よりも、こちらのトロイの木馬の方が甘いと感じる人が多いかもしれません。
ただし、黒ビールの持つ苦みは多少残ります。そのため、「極端に甘すぎて飲みにくい」ということはないでしょう。
ちなみにこの「トロイの木馬」は、スタウトを作っているギネス社が開発したカクテルだということです。コーラの味が前面に出ていることから、「コーラに潜むスタウト」を、木馬の中に隠れていて敵を急襲したトロイの木馬(作戦)に例えているのだともいわれています。
ちなみに、ビアカクテルは「黒ビールを使う」「黒ビール以外のビールを使う」と指定されたものも多くあります。ビアカクテルをつくる際はお気を付けください。