夏の暑さが厳しいこの時期、ビールが好きな人には行きたい場所があります。
それはビアガーデンです。
中でもオススメは北海道札幌市で開催されている「さっぽろビアガーデン」。
札幌市の中心を東西1kmに貫く大通公園では、大手メーカーのビールやクラフトビール、世界のビールを開催期間の1ヶ月で堪能できます。
私は大学4年間を札幌で過ごしたこともあり、学生時代から行っていた馴染み深い場所。
改めて、その魅力を発見してきました。
目次
さっぽろビアガーデンはどんな場所か
まず、こちらの会場の地図をご覧ください。
大通公園は各丁目毎に1つのテーマが設定されています。中でも、5丁目と8丁目の間にはメーカー1社につき、1つの会場がおかれています。
各会場名は以下の通りです。
5丁目:サントリー ザ・プレミアム・モルツ ガーデン
6丁目:ASAHI SUPER DRY BEER PARK
7丁目:キリン 一番搾り ビアガーデン
8丁目:THE サッポロ ビヤガーデン
(ここまでが、大手ビールメーカーの会場)
10丁目:世界のビール広場
11丁目:札幌ドイツ村
※9丁目は子ども向けの遊具が置かれているため開催なし。
東西に1kmの広さの会場を誇り、収容人数も日本一の13,000人となっています。
会場では大手メーカー4社のビールや世界のビール、北海道のビールが味わえ、毎年約1ヶ月の開催期間中に100万人が訪れます。
続いてはオススメの会場を紹介していきます。
北海道で飲みたい!8丁目会場のTHE サッポロ ビヤガーデン!
北海道に来たら飲みたいビールといえば、サッポロビールです。
サッポロビールの会場は大通公園の8丁目にあり、北海道の食材を活かしたビールやフードがたくさん提供されていました。
まず、ビールはもちろんサッポロ クラシック。
すっきりした味わいが特徴の北海道限定ビールですが、なんと夏季限定商品「サッポロ クラシック 夏の爽快」が提供されています。
(左が通常のサッポロ クラシック、右がサッポロ クラシック 夏の爽快)
さっぱりしたのどごしが特徴でありながら、通常のものよりもフルーティーな味わいになっています。どちらも暑い夏の1杯目に飲みたいビール。
特に、サッポロ クラシック 夏の爽快はすぐに売り切れることもあるので、早めの購入をオススメします。
また、普通にジョッキを頼んで飲むのも良いですが、ここはビアガーデン。
せっかくならば、友人と一緒にタワーサーバーで飲んでみましょう。
サーバーから自分の手でビールを注ぐことはめったにないので、貴重な経験を共にできます。
フードのオススメは、北海道産のソーセージ盛り合わせや小樽潮ザンギ、サッポロビール園のジンギスカンです。
私は、シャウエッセンの北海道産のソーセージを注文。
ボリューム満点のお肉はサッポロクラシックとの相性が非常に良く食が進みます。
世界のビールも北海道のビールも味わえる場所!
札幌は世界にも名が知れたビールの生産地です。1958年のサッポロビールの広告では緯度が同じ世界のビール生産地と組み合わせ「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー」というキャッチコピーが作られたほど。
もちろん、さっぽろビアガーデンでも世界中のビールを味わえます。
味わえる場所は10丁目の「世界のビール広場」と11丁目の「札幌ドイツ村」です。
10丁目の「世界のビール広場」では誰もが名前を聞いたことがある世界のビールを味わえます。その数なんと20種類以上。多すぎて何を飲もうか迷ってしまいます。
何を頼むか迷う人にも嬉しい商品が。
3種類の飲み比べビールが1200円で売られていました。
今回、私はAセットをチョイス。
オランダのHeinekenとSORACHI1984、イギリスのブリュードッグパンクIPAのセットです。特に、最近コンビニエンスストア等で見かけるSORACHI1984が飲めるのは嬉しいです。
ホップには世界が認めた、伝説のホップ『ソラチエース』を100%使用。
レモンやヒノキの香りにホップの苦みが特徴のビールとなっています。
また、10丁目では北海道の有名なクラフトビールも味わえます。
特に北側では、日替わりで札幌市近郊のブルワリーが出店。
ブルワリーの代表またはスタッフが販売しているため、その場でオススメのビールやブルワリーの裏話を聞くこともできます。
私は澄川麦酒のビール「サマーピルス」を注文しました。
「夏に飲みたくなるピルスナー」をコンセプトに開発されたこのビールはホップに白ブドウの香りのするものを使用した、のどごしすっきりビールです。
皆さんもお気に入りのブルワリーに出会ってみましょう。
さらに、11丁目の札幌ドイツ村ではドイツ・ミュンヘンのビールを味わえます。
なぜ、ここにドイツのビールが大々的に出店しているのでしょうか。
札幌市は1972年に冬季オリンピックを開催した年です。同年に夏季オリンピックを開催したミュンヘンと姉妹提携を結んでおり、毎年さっぽろビアガーデンにはドイツ・ミュンヘンのビールが出店しています。因みに銘柄はホフブロイ。ミュンヘン市内に大きなビアホールがあることでも有名です。
ビールはカップ(300ml)、グラス(500ml)、マス(1L)の3種類のサイズから選べます。
看板商品はヴァイツェンとラガーで、私はヴァイツェンを注文しました。
フルーティーで飲みやすい爽やかなビールでした。
フードメニューもカリーブルストやザンギなど両都市の美味しいものが味わえます。
会場にはドイツの民族衣装を着たスタッフが片手に7個くらいのジョッキを運んでいました。本場のオクトーバーフェストの雰囲気を感じ、いつしか異国の気分を味わえました。
最後に
今回はさっぽろビアガーデンの会場と楽しみ方を紹介しました。
日本一の面積と収容人数を誇る会場にはたくさんの種類のビールが販売されています。
例年、開催期間は7月中旬〜8月中旬(お盆休み)の間ですが、お盆休みになるにつれて帰省客などで会場が混雑します。
そのため、来年以降でお越しになる際は、7月中でのご来場をオススメします。
あなたも、北海道であなたの好きなビールを見つけてみませんか。