一大ビール産地のドイツを訪れたら、その土地のクラフトビールをぜひ味わってほしいです。
味わいや特徴は多種多様で、日本ではまず出回っていないものも多いから。
加えて、その場所ならではの風景も同時に楽しみながら味わえます。
今回立ち寄ったのは、ベルギーやオランダの国境にも近いアーヘンにあるカフェレストラン「Restaurant Elisenbrunnen」。
19世紀に建てられた美しい建物、エリゼンブルネンの前という素晴らしいロケーションでビールを味わいます。
アーヘンの街は温泉で有名。エリゼンブルネンには温泉が出る蛇口もあるので立ち寄るのを忘れずに。
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「FRONK BIER」
ビールのメニューに目を通すと、アーヘンのクラフトビールも取り扱っているとのこと。
その中から「FRONK BIER」を注文しました。
いくつか種類があったのですが、ランチなので一番度数が低かったブロンドエールの「ALE MANDARINA」をセレクト。
それでも度数は5%と、日本の有名なビールと変わりません。
MANDARINAというネーミングは、ホップにマンダリナバイエルンという品種を使っているからだそう。
カラメル色や琥珀色に近い、深みのあるブラウンです。
透明感はあまりなく、色がしっかりしています。
味わいは、カラメルのような苦味がしっかりと残り、ずっしりとした飲み応えやコクも感じられました。
柑橘系の風味もありますが、ほんのりと感じられる程度です。
ビールを主役に、しっかりと味わいを楽しみたいときに良いのではないでしょうか。
ほんのりとオレンジのような柑橘系やはちみつの香りも感じられました。
まさにMANDARINAというネーミングのとおりです。
根菜や大きな団子の入ったチキンスープ(HÜHNERSUPPE)とパンをおともに堪能しました。
やさしい味わいのスープと、しっかりした味わいのビールは絶妙なバランスの組み合わせでした。
エリゼンブルネンが目の前というロケーションも非日常を見せてくれます。
アーヘン郊外の醸造所
世界遺産もあるアーヘン中心部からは北東へ20kmほど離れた郊外にある醸造所
「Biermanufaktur Langguth」で生産されています。
金曜日と土曜日のみですが、その場でビールを味わえるカウンターやアウトレットショップの営業があるようです。
アーヘン中心部のレストランでの提供も店舗が限られているうえ、取り扱いのないスーパーも多いので、確実に味わえる方法のひとつだと思います。
興味のある方は足を運んでみては?