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2018年7月中旬 久しぶりにワクワクするニュースが飛び込んできた。
「セブンが生ビール100円で販売(Mサイズは190円)」
まず浮かんだのが
- セブンイレブン、あっぱれ!
- 缶ビールの減少がどの程度か?
- 夕方に登場するガテン系のお客さんは高確率で飲むなあ
まず驚愕の93円(税込み100円)で合うのか計算してみた。
コーヒーのレギュラーサイズが150mlなのでこのサイズと想定。ビール8:泡2、洗浄などのロス等を踏まえると原価50.61円。
粗利率45%なら手間があっても集客力は波動砲並みだしいけるな。
本部はキリンからたっぷり専売の契約金を貰うだろうから是が非でもやりたかっかだろう。
突然の中止
ところが翌々日にはこの「ちょい生」試験販売が想定を大幅に上回る反響により提供中止となる。
セブンの発表では需要が大きく高まった際の販売体制や品質保持が困難と。
おいおい、天下のセブンが需要予測を誤るかあ?
その後も「飲酒運転を助長する」「近隣住民への迷惑になる」「サーバーのメンテナンスする人の負担が増える」
などとあるが、「運転はしないの徹底確認」「イートインスペースでの飲酒は可、店頭の飲酒は禁止」「売り上げが劇的に増えるから人件費に充てる」で問題はあるだろうか?
これは何か違う力が働いているなあと。
早速調べてみるとどうも【国税庁】がかんでいるらしい。
ご承知の通りアルコール飲料には酒税がかかり、その監督官庁は国税庁だ。
この酒税はとても大きな財源で消費税が登場するまでは間接税のなかで一番でした。
先般の酒税法改正でも明らかなように酒類製造者、酒類卸、小売販売者に絶大な力を持つ、この国税庁が待ったをかけたようなのだ。
セブンは小売店であり、飲食店ではない。「ちょい生」販売が小売ではなく、飲食にあたるという言い分らしい。
ゴルフをやられる方は分かると思うが、ホール間の茶店で缶ビールを注文すると必ずそこの従業員がプシュッとプルタブを開けてくれないだろうか?
この行為をすると小売ではなく、飲食扱いになるのだ。
これを開けずにお客さんに渡したら小売りになるので酒類小売免許が無いとこの行為は違法になる。(一般的にゴルフ場でこの免許を保有していない)
最後に
画期的な斬新なアイデアで非常に楽しみにしていただけにとても残念だが、セブンにはもう一度企画を練り直してアッと言わせて欲しい。
一つ付け加えるとアサヒ、サントリー、サッポロの安堵感は相当のモノなはずだ。(笑)