カクテルというと、「飲みやすいもの」「おしゃれなもの」がよく取り上げられます。もちろんこれらもとても意味のあるものですし、十分に楽しめるものです。特にカクテルの場合、その華やかな見た目がウリのひとつでもあります。
ただ今回は、あえて、「がつんとくる、アルコール度数が高いカクテル」を3つ紹介します。しっかりと強いカクテルを飲みたい! という人は、参考にしてください。ただ、アルコール度数は非常に高いので、お酒に弱い人は避けるべきです。また、お酒に強い人でも、杯の重ね過ぎにはご注意を。
目次
スレッジハンマー
【レシピ】ウォッカ50ミリリットル ライムジュース10ミリリットル
「スレッジハンマー(Sledge hammer)」は、「大型のハンマー」「両手で持って使うハンマー」などの意味を持ちます。
このような名前を冠されたカクテル「スレッジハンマー」は、名前の通り強烈な印象を私たちに残します。
アルコール度数が35度と極めて高く、まさに「ハンマー」とでもいうべきインパクトを舌に残します。ウォッカとライムがよく調和していてほのかな甘みはあるものの、ウォッカのインパクトが非常に強く、人によっては2口目を飲むのが難しいくらいの強さを誇ります。
なお、このスレッジハンマーと似たようなカクテルで「コザック」というものもあります。これはウォッカを30ミリリットルとして、代わりにブランデーを加えます。また、シュガーシロップも入れます。人によってスレッジハンマーの方が強いと感じるかコザックの方が強いと感じるかは、判断が分かれるでしょう。
ちなみに、スレッジハンマーのカクテル言葉は「心の扉を叩いて」。なかなかロマンチックですね!
フレンチカクタス
【レシピ】テキーラ40ミリリットル コアントロー20ミリリットル
アルコール度数38~40パーセント程度のテキーラと、同じくらいの強さのコアントローを合わせた、凶悪とさえいえるほどの強さを誇るカクテルが、「フレンチカクタス」です。カクテル自体の度数も40度と、スレッジハンマー以上の強さを誇ります。
ものすごくきつく、飲むのが辛いという人もいるでしょう。コアントローを使っているため香りだけはわずかに甘いのですが、味わいにはほとんど甘さは感じません。そのキリリとした飲み口ゆえ食事には合うのですが、慣れていない人の場合は飲むのが相当にきついでしょう。
「作ったはいいけれど、やっぱり飲むのが辛い!」という人は、氷とグレープフルーツジュースを入れてみてください。「カクテル」の正式なレシピからはかけ離れますが、飲みやすくはなります。
マティーニオンザロック
【レシピ】ジン45ミリリットル ドライベルモット15ミリリットル 氷 お好みでパールオニオン
非常に有名なカクテルである「マティーニ」に氷をカチ入れたものです。氷のおかげで飲みやすくなっている……ともいわれますが、元々お酒に強くない人の場合は、「氷を入れてもやっぱりアルコールが強い!」と感じられると思います。「度数の暴力」と評する人もいました。
ただ、強くはありますが、飲みにくさは感じないのがマティーニオンザロックの怖いところです。喉に入ると比較的スムーズに飲みこめてしまうのが、「強いなぁ」と思いながら飲んでいるうちに飲み切ってしまうこともあります。
パールオニオンはお好みでどうぞ。また、レモンピールを使うレシピもあります。