カクテルの材料といえば、「リキュール」「ジュース」が思い浮かびます。しかしそれ以外にも、カクテルには、レモンやライムなどのアイテムが使われます。今回はそのアイテムのなかから、「レモンのくしぎり」を取り上げて、これを使っているカクテルを3つ紹介していきます。
「余ったレモンを使い切りたい」
「カクテル用にレモンを買ったけれど、ほかのカクテルを作れないかと模索している」という人はぜひ参考にしてください。
目次
コーラの甘味とレモンの酸っぱさがうれしい!「メキシカンコーク」
【メキシカンコークを作るのに必要な材料】
テキーラ45ミリリットル コーラ50ミリリットル カットレモン(くしぎりにしたレモン)
メキシカンコークの作り方は非常に簡単で、氷を入れたグラスに材料を入れて軽く混ぜるだけで完成します。
コーラの甘味とレモンのすっぱさとテキーラの苦さがしっかりとバランスを取り合うカクテルであり、安定した味わいに仕上がります。お酒がそれほど強くない人でも飲みやすいカクテルであるのは、大きな魅力だといえるでしょう。「ジュースっぽいのに、ジュースすぎない」という絶妙のバランス感覚で成り立っているカクテルで、どのような人にも愛されるでしょう。
カットレモンを使うことで爽やかさを出していますが、ライムを入れて仕立てることもあります。また、ここでは「メキシカンコーク」という呼び方に統一していますが、「メキシカンコーラ」と呼ばれることもあります。
買いやすい材料で作ることができるのも魅力です。スーパーはもちろん、コンビニでもこのすべての材料を扱っているお店もあるほどです。
大人のお味「ウイスキーミスト」、ウイスキーの香りが好きな人に
【ウイスキーミストを作るのに必要な材料】
ウイスキー60ミリリットル レモンピール レモンくしぎり クラッシュアイス
クラッシュアイスを入れたグラスにウイスキーを入れて、レモンピールで仕上げていきます。最後にレモンのくしぎりを飾れば完成です。
ウイスキー以外の液体は使っていないため、ウイスキーの香りががっつりと生きて来るカクテルです。ウイスキーの芳醇な香りと高いアルコール度数がしっかり感じられるお酒です。ただ、レモンピールの香りはきちんと生きています。飲むときにレモンの香りがほんのり入るため、ウイスキーをストレートで飲むよるも大分飲みやすくなります。
香りもコクもあり、ウイスキーが主体となるカクテルです。そのため、ぜひ良質な、高品質なウイスキーで作ってください。また、家の氷をクラッシュアイスにして使うこともできますが、買い求めた氷の方がよりよいでしょう。
氷が溶けると味わいにも変化がみられます。この「味の変化」を嫌う人もいますが、スコジずつ変わっていく風味を味わいたいのであれば、時間をかけて楽しむのも一興です。
カクテル言葉は「とまどい」。度数は40度と非常に高いので、アルコールに弱い人はご注意を。
だれもが知る有名カクテル?!個性的なカクテル「ブラッディメアリー」
【ブラッディメアリーを作るのに必要な材料】
トマトジュース適量 ウォッカ45ミリリットル カットレモン セロリ
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽く混ぜます。最後に、セロリとレモンを飾ります。
「血まみれのメアリー(女王)」という名前を冠された「ブラッディメアリー」は、非常に有名なカクテルです。「ブラッディ・メアリー」とされることもあります。
セロリが入ったインパクト十分のカクテルであり、強い印象を残します。しかし意外なほどに飲みやすいカクテルです。苦みのある爽やかな味わいがあり、トマト・レモン・セロリの香りが爽やかに漂います。
アルコールのパンチは強いのですが、爽やかさがあるので、名前とは裏腹な印象を残すカクテルでもあります。オールラウンダー的な存在で、どのような食事にも合わせやすいでしょう。昔から作られている知名度の高いカクテルは、それだけいろいろな人に愛されてきた証であると強く感じさせてくれる1杯です。
ここでは一般的なレシピを紹介しましたが、ブラッディメアリーのレシピはいろいろあり、どのレシピに従うかによって材料が少し異なって来ることもあります。
ブラッディメアリーのアルコール度数は10.9度~12度程度であり、強くもなければ弱くもありません。このような「ちょうどよい度数であること」も多くの人に愛されている理由かもしれません。
カクテル言葉は、「私の心は燃え盛っている」「絶対に勝つ」という、非常に力強いものです。