「トニックウォーター」は、ハーブ類やかんきつ類の果皮を使って仕立てられた炭酸水です。医療用として使われていたものには「キニーネ」と呼ばれる成分も配合されていましたが、市販品のトニックウォーターの場合はこれはそれほど多くは含まれていません。
トニックウォーターは独特の苦みを持つものであり、好きな人と嫌いな人がかなりはっきりと分かれるものです。そのため、「料理・カクテルに使おうと思って買ったけれど、持て余してしまっている」という人もいるのではないでしょうか。今回はそんな人のために、トニックウォーターを使ったカクテルを紹介していこうと思います。
なお、「トニックウォーター」は、オレンジジュースやジンジャエールなどに比べると、やや手に入りにくい材料です。ただ、大きめのスーパーなどに足を運べば見つけることができるでしょう。
目次
白ワインとトニックウォーターの相性はよし!「ワイントニック」
【ワイントニックを作るために必要な材料】
トニックウォーター30ミリリットル 白ワイン20ミリリットル
作り方は非常に簡単で、トニックウォーターと白ワインを氷の入ったグラスに入れて軽くかき混ぜるだけで完成します。白ワインが手元にあるのならば、まったく手間をかけることなく作れるでしょう。
「ワイントニック」は、トニックウォーターの苦みと白ワインがよく調和する1杯です。トニックウォーターの種類にもよりますが、トニックウォーターのなかのグレープフルーツの風味がよく引き立つものであり、爽やかに飲むことができるのがメリットです。ややビターな風味があるので、甘すぎない飲み口なのもポイントです。ワインはよく「食中酒」といわれますが、ワイントニックにもその性質が反映されています。
「ワイントニック」の面白いところは、「ほかの材料でも代用ができる」ということです。ここでは白ワインで作っていますが、ロゼワインや赤ワインで作ることもできます。
トニックウォーターを使ったカクテルといえばこれ!ジントニック
【ジントニックを作るのに必要な材料】
ジン45ミリリットル トニックウォーター適量 レモンスライス 一般的には氷
「トニックウォーターを使ったカクテル」というと、真っ先に思い浮かべられるのがこの「ジントニック」でしょう。それほどにまで有名なカクテルです。
ジントニックは、一般的に、氷の入ったグラスにジンとトニックウォーターを注いで軽く混ぜることで完成します。ここではスライスレモンを浮かべていますが、バリーエションはほかにもあり、ライムやハーブを入れるやり方もあります。
少し苦みがあるカクテルで、ぐびぐび飲めるのが魅力のカクテルです。レモンスライスとトニックウォーターがよく調和するカクテルでもあり、だれにでも飲みやすいのが特徴です。トニックウォーターを使ったカクテルに初めて挑戦する人は、この「ジントニック」から始めてみるとよいでしょう。トニックウォーター以外の材料は、スーパーで買えるのも魅力です。
度数は14度程度と、ワインくらいはあります。カクテル言葉がなかなか希望にあふれるもので、「強く固い意志」「いつだって希望を捨てないあなたに」です。
テキーラの明るさが楽しめる!「テコニック」の作り方
【テコニックを作るために必要な材料】
テキーラ45ミリリットル トニックウォーター適量 ライムスライス 氷
ロングカクテルであることもありここでは少し氷が解けていますが、「テコニック」は氷をグラスに入れて、その上から材料を注ぎ、軽く混ぜるだけで完成するカクテルです。
「テコニック」の正式名称は、「テキーラ・トニック」といいます。「テコニック」は新しい名称であり、かつては「テキーラ・トニック」と呼ばれていました。
これは上で紹介した「ジントニック」と似た考え方をするカクテルであり、テキーラとトニックウォーターを混ぜて仕上げていくものです。
苦みが強いカクテルではありますが、テキーラの明るさを感じさせるカクテルであり、ライムの爽やかさもぞんぶんに生きるカクテルです。テコニック自体の度数は12度とそれほど高くはないのですが、トニックウォーターの苦みからか、実際の度数よりもアルコール感が強く出やすいカクテルでもあります。
「トニックウォーター」は、カクテルの割りものとして非常によく知られているアイテムです。トニックウォーターが余った人も、いろいろと楽しめるカクテルがあるので作ってみてください。もちろん、トニックウォーターを使ったカクテルを作るために、トニックウォーターを買っても構いません。