ドイツ東部、フランクフルトから電車で日帰りできる街「リューデスハイム」。
世の中のお酒好きなみなさんに、ぜひ訪れてほしい場所です。なぜなら…
・ワインの名産地
・ブランデーの名産地(ブランデーメーカー・アスバッハ誕生の地)
加えて、ドイツのおいしいビールも楽しめてしまう。
そんなリューデスハイムには、お酒好きにはたまらない非日常があふれています。
その中でも、ぜひ体験してもらいたいのが「リューデスハイマーカフェ」。
カフェという名前なのでご当地のコーヒーなのか?と思っていたら、とんでもない飲み物でした。
目次
アスバッハ・ブランデーの小瓶をまる1本投入!
リューデスハイマーカフェを注文すると、テーブルには
・専用のカップ
・コーヒーの入ったポット
・角砂糖(3個)
・こんもり生クリーム
・アスバッハ・ブランデーの小瓶1本(40ml)
・マッチ箱
・粉チョコレート
が運ばれてきました。ブランデー小瓶とマッチ箱…?
ウェイターさんは英語で説明し始めると同時に、おもむろにアスバッハ・ブランデーの小瓶を片手に持ちます。
すると、角砂糖を入れたカップに、ブランデーをドバドバと注ぎました。
まる1本注ぎ終わると、マッチに火をつけブランデーをファイヤー!!
かき混ぜながらしっかりとフランベします。
なるほど、ブランデーをドバドバと入れるのはこのパフォーマンスのためでもあるのですね。ブランデーが燃え上がり、驚きつつも笑いが止まりませんでした。
しっかりと炎上?させたあと、熱いコーヒーを注ぐ。
こんもりと生クリームを乗せ、チョコレートの粉をふりかけて完成!
リューデスハイマーカフェは、完成させる過程も楽しめる飲み物なんです。
肝心のお味はというと…!
貴族の飲み物!アルコール度数に注意
生クリームが乗ったまま、下のコーヒーをすするようにして飲んでみると…
かなりの甘みとブランデーの味をしっかりと感じました。コーヒーの苦味はあまり感じられません。
ただ、ブランデーのアルコール分は残っているので、一気に飲み干そうとするのは危険。確実にむせてしまうので、少しずつ、のんびり味わっていきます。
40mlとかなりの量のブランデーが入っていますが、甘みが強いので意外と飲めてしまう味わい。
生クリームがたっぷりなのでなおのこと、スイーツ感覚で。しかし酔いはしっかりと回ってしまうため、お酒に弱い方は要注意です。やはり香りも楽しみながら、少しずつ飲んでいくのがマストです。
パフォーマンスを楽しむのも含め、時間があるときにしか飲めない貴族の飲み物ではないかと思いました。
リューデスハイマーカフェ、どこで飲む?
リューデスハイマーカフェは、リューデスハイム中心部であればたいていのカフェやレストランで提供しています。店頭のメニューや看板に「Rüdesheimer Kaffee」とあるお店に入りましょう。
今回は、リューデスハイマーカフェを提供するお店の中でも有名な「Eis Cafe Engel」で味わいました。
街で一番の目抜き通り、つぐみ横丁に面したカフェです。
シャンデリアの吊るされた優雅な内観で味わうリューデスハイマーカフェは、貴族っぽい雰囲気が増します。
英語での説明可能、クレジットカード払いはできません(現金のみ)。
また、お土産屋さんや酒屋さんでは、アスバッハ・ブランデーに加え、リューデスハイマーカフェ専用のカップ・ソーサーセットの取り扱いがあります。
もしかして、自宅で再現する人がいるのでしょうか?うちでは火災報知器が反応しそうなのでやめておきます。
名産のアスバッハ・ブランデーを味わうリューデスハイマーカフェ、試してみては?