「テキーラ」もまた、「ジン」同様、非常に有名なスピリッツです。リュウゼツラン(竜舌蘭)と呼ばれる植物を原材料として作られる蒸留酒であり、日本でも非常に広く支持を集めているお酒でもあります。テキーラは、日本のちょっとしたスーパーでも複数種類の取り扱いがあることも多く、手に入れることは難しくありません。
今回はこの「テキーラ」を使ったカクテルのなかから、少し面白いものを3つほどピックアップしてお伝えします。
家でぜひ作ってみてください。
目次
塩のスノースタイルで楽しむ「ゴールデン・マルガリータ」
【必要な材料】テキーラ40ミリリットル レモンジュース10ミリリットル オレンジキュラソー20ミリリットル 塩
塩でスノースタイルを作り、そのグラスの中にシェークしたお酒を注ぎこむことで完成するのが、「ゴールデン・マルガリータ」です。「ゴールデンマルガリータ」と書かれることもあります。
やや甘味のあるカクテルで、オレンジキュラソーとレモンジュース由来のかんきつ系の爽やかな香りを楽しむことができます。このかんきつ系のすっきりとした味わいが、テキーラの独特の香りとよくマッチします。また、スノースタイルにしたことで、適量の塩味も感じられるため、非常に飲みやすい味わいに仕上がります。
「ゴールデン・マルガリータ」よりも知名度の高いカクテルとして、「マルガリータ」があります。これも、テキーラを使い、スノースタイルで楽しむのはいっしょです。ただこちらの場合、オレンジキュラソーではなく、ホワイトキュラソーを使います。また、レモンジュースではなく、ライムジュースを使うのが一般的です。
おめでたい名前を冠する「テキーラ・サンライズ」
【必要な材料】テキーラ45ミリリットル オレンジジュース90ミリリットル グレナデンシロップ10ミリリットル スライスオレンジ 氷
「テキーラサンライズ」とも書かれることがあるカクテルで、昔から非常に人気のあるカクテルでもあります。一世を風靡したローリング・ストーンズのメンバーの1人に愛されて、このカクテルの名前を冠した曲が作られたという逸話を持っています。
「日の出」を意味する言葉通り、美しい朝焼けをイメージさせる外観に仕上がるのが特徴です。カクテル言葉は、「熱烈、情熱的な恋」であり、カクテルのイメージともぴったりあっています。
オレンジジュースを強く感じるカクテルですが、テキーラもよく残ります。グレナデンシロップの甘さもあって飲みやすく、テキーラの陽気さを感じさせてくれるお酒です。楽しくて元気なお酒なので、夏場に飲むのによいでしょう。
テキーラ・サンライズとセットでいかが? テキーラ・サンストローク
【必要な材料】テキーラ40ミリリットル グレープフルーツジュース80ミリリットル コアントロー10ミリリットル
テキーラ・サンストロークは「日中」を表すカクテルです。もともとは「サンストローク」は「日射病」という意味しか持っていませんでしたが、これが「日中」と訳されるようになったのには理由があります。
先に紹介したテキーラ・サンライズには、対となるカクテルとしてテキーラ・サンセットがあります。「この2つの中間」という意味で、テキーラ・サンストロークが生まれたと解釈する向きがあるのです。
コアントローのおかげで、ほのかな甘みが出ます。意外と口当たりがよいお酒でもあります。テキーラの香りとグレープフルーツジュースの苦みがよく調和していて、さっぱりした味わいのお酒です。
なお、材料の分量はあくまで目安です。グレープフルーツジュースは60~90ミリリットル、テキーラも30~45ミリリットル、コアントローは5~10ミリリットルで調整して行って買いません。