「スパークリングワイン」は、スティルワインとは異なり、炭酸を含んでいるお酒です(スティルワインの一部には、細かな泡を含むものがありますがここでは除外してお話をします。
スパークリングワインは非常に華やかな外見をしており、見る人を楽しませてくれます。お祝いの席にも相応しいものですから、お正月やバレンタインに向けて、スパークリングワインの購入を考えてもよいでしょう。
そのままでももちろん楽しめるスパークリングワインですが、カクテルにするとまた違った楽しみ方ができます。
ここでは、スパークリングワインを使ったカクテルを3つ紹介します。
目次
ビールとスパークリングワインを使ったカクテル「ハルステッド・ストリート・ベルベット」
【ハルステッド・ストリート・ベルベットを作るのに必要な材料】
スパークリングワイン120ミリリットル ビール120ミリリットル
ハルステッド・ストリート・ベルベットの作り方は非常に簡単で、グラスにビールとスパークリングワインをそそぐだけで出来てしまいます。
少し金属に似た味わいがありますが、ビールの苦みがスパークリングワインで抑えられるので飲みやすい味に仕上がります。
両方の嫌味を抑えて、個性を薄めたような感じの味がします。ビールを軽く飲みたい人に向いています。飲みやすいカクテルであるため、多くの人が参加するパーティーなどに向くでしょう。
「個性が抑えられる」とはしていますが、それでも、スパークリングワインの味わいによって、カクテル自体の味わいにも変化が見られるものです。いろいろなスパークリングワインを試し、自分好みの「ハルステッド・ストリート・ベルベット」を作りたいものです。
ジンなどを使って作る爽やかな「ダイヤモンド・フィズ」
【ダイヤモンド・フィズを作るのに必要な材料】
スパークリングワイン適量 ジン45ミリリットル レモンジュース20ミリリットル 砂糖10グラム 氷
これはシェイカーが必要です。
スパークリングワインと氷以外の材料をシェイクし、氷の入ったグラスに入れて、スパークリングワインを注ぎます。
砂糖を使ってはいますが、意外と甘くはありません。非常に爽やかな飲み心地です。スパークリングワインの味が良く生きているカクテルで、ぐびっと飲むことができます。スパークリングワインの独特の香りとレモンの風味が強く、スパークリングワインのおいしさや味わいをよく味わうことができます。
食中酒にもいけるような飲みやすさを誇ります。
さっぱりと飲みたい人におすすめです。
少し手間をかけて作りたい、複雑な香りを持つ「ポンセ・デ・レオン」
【ポンセ・デ・レオンの作り方】
スパークリングワイン適量 ブランデー15ミリリットル ラム(正確にはゴールドラム)15ミリリットル オレンジキュラソー15ミリリットル グレープフルーツジュース15ミリリットル
今回紹介するカクテルのなかでもっとも必要とする材料が多く、またそのほとんどがお酒であるので、ある程度材料を揃えることのできている上級者向きです。シェイカーも使いますから、なおさらその傾向は顕著です(スパークリングワイン以外のものをすべてシェイクして、その上からスパークリングワインを注ぎます)。
かなり強いお酒ですが、その強さを感じさせません。どの材料も悪目立ちせずに、飲みやすい味に仕上がります。パッションフルーツのような爽やかな味わいになるカクテルで、夏や、暖房のきいた部屋で飲むのに向いています。
「ポンセ・デ・レオン」自体は氷は使いませんが、しっかり冷やしたグレープフルーツジュースなどで作るとよいでしょう。
「ポンセ・デ・レオン」は非常に香りが良く、複雑なアロマが楽しめるカクテルでもあります。
この香りを味わうためだけにポンセ・デ・レオンを作る価値もあります。
スパークリングワインは、比較的安いものならばフルボトルでも1000円程度で買うことができます。試してみてくださいね。