スペインワインは白より赤が人気とワインショップの店員さんに聞きましたが、素晴らしい白ワインもたくさんあります。スペインの高品質白ワインの代名詞“アルバリーニョ”の
詳細とおすすめワインをご紹介します。
目次
アルバリーニョ種の原産地は?
アルバリーニョ種は、近年注目されている品種なだけに日本でも新潟県を中心に栽培されています。原産地はスペイン北西部ガリシア地方のDO.リアスバイシャスですが、隣国のポルトガルでも以前から栽培されています。その他にもアメリカ合衆国、ウルグアイ、オーストラリアなどの新世界でも近年栽培されています。
DO.リアスバイシャスはどんなところ?
アルバリーニョ種は日本でも栽培されることから、想像できるかもしれませんが、気候は少し日本に似ています。リアスバイシャスのリアスはリアス式海岸からきています。海が入り組んだ地域で、サブゾーンがあり、それぞれのサブゾーンでも特徴があります。やはり海に近い地域はミネラルが豊富。また、乾燥したスペインの中で平均年間降雨量は1800mm。夏の平均気温は29度、冬は8.6度。夏は日本より涼しいですね。
アルバリーニョ種の育て方
スペインでは、ぶどうは株仕立て、コルドンロワイヤ、グイヨ仕立てなどの方法でぶどうの苗が育てられますが、DO.リアスバイシャスのアルバリーニョ種は、棚仕立て。地面から離れた高いところに実がなります。湿気が多い地域では、地面に近いとカビなどの病害にかかりやすいからだそうです。
アルバリーニョ種のおすすめワイン
シーフードにぴったりなアルバリーニョ種のワインは、まずそんなに失敗することはないのですが、最近飲んだ中でおいしいと思ったのは「バルミニョール」。青りんごや柑橘類、はちみつなどの風味がします。アルバリーニョ特有の、香りのポテンシャルが高いのも特徴。樽熟成はしておらず、比較的ライトなので、あっさりした白身魚と飲んでも料理を邪魔しません。そして鶏の胸肉の料理などさっぱりした肉料理にも合います。