オランダやベルギーとの国境近くの街、アーヘンでは地元のビールを飲むのがおすすめ。
あちこちのお店でビールを味わいましたが、特に記憶に残っているのがココ。
「Aachener Brauhaus(アーヘナー・ブロイハウス)」です。
温泉の湧き出るエリゼンブルネンすぐそばという良ロケーション。世界遺産のアーヘン大聖堂からももちろん徒歩圏内です。
ブロイハウスは醸造所の意味。自家製のビールが飲めるビアホールということ!
なんと1821年設立の醸造所兼蒸留所がはじまりなんだとか…おそらくアーヘンで最も歴史あるブロイハウスのひとつではないでしょうか。
ということで、まず注文したのは「エッヒャー・シュタットブロイ」。
まだこのあとに観光が残っているので、控えめに0.3ml。
こちら、公式ホームページでも「新しいビール」「独自のビール」として紹介されています。
地元の醸造所と協力し、この店で独占的に提供。ドイツのビール純粋令(麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする、という16世紀に当時のバイエルン公が制定した令)にのっとって作られたビールです。
金色のピルスナータイプですが、ほんのりと濁ったニュアンス。
リッチな泡とほどよい苦み。
麦芽やホップの味わいも感じますが、がつんとするものではなくバランスが考え抜かれているように感じられました。
飲み応えはありますが、変なクセはないのでもう一杯注文したくなる。
ビールはほかにも5種類前後あるのでお好みで。
ビールを超ゆっくりスピードで、3分の1ほど飲んだところで料理が到着。
ドイツということでブラートヴルストという焼きソーセージに、ザワークラフトとマッシュポテトを添えて。
ソーセージだけでなく添えられたザワークラフトやマッシュポテトもかなりの存在感です。
これだけでかなりのボリュームですので、1人なら前菜のサラダやパン、チーズは必要ないかもしれません。
マッシュポテトをソーセージにつけて。
よく焼きの香ばしいソーセージと、バランスの良い味わいのビールというなんともぜいたくな時間を過ごすことができました。
店内はなんとも歴史を感じるようなたたずまい。
アンティークなランプがなんともいえない雰囲気です。
平日のランチタイム終わりごろに行ったら1人でもすんなりと入れて、待ち時間なしでした。メニューのタブレット端末は英語も選べます(注文はウェイターさんに直接)。
どうやらクレジットカード等の電子決済が使えず、現金払いのみのようなのでお気をつけて…!
おまけに店内ではネットもほぼつながらず、ますます歴史のあるお店であることを思い知らされました。
とはいえアーヘンご当地ともいえるビールですので、ぜひお店で味わってみてください。